'06年前半くらいに遊んだゲームの感想文


・ここ半年ほどで遊んだゲームのうち
 まだこのサイトに感想書いていないと思われるものを、掘り起こして並べた項。
 いつもに比べ短文メモ書き程度。
 並びはおおむね遊んだ時間少ない順。

 

ヘビーメタルサンダー

・\1,000で購入。自称「ある意味歴史を塗り替えるゲーム」。
 アニメを中心としたムービーなどを簡単なミニゲームでつなげたもの。
 確かにアニメでも実写ドラマでもマンガでも小説でも表現できない代物。
 実験作。ゲームとしては\1,000でも高く、\100で1回遊んで終わりの出来。
 なるほどこういうのも有りではあるけれど
 いったいこのゲームはどこを向いているのだろう。
 チュンソフトの向いている方向とかを連想。

ロマンシングサガ3

・攻略本はしっかりあるのにゲームソフト自体がなぜか手元になくなっていたので購入。
 \100。これって定価いくらでしたかしら。
 数時間、3パターンほどオープニングイベントだけ遊んで当時思い出し
 充分元取ったので、いつの日かまた懐かしさから手に取る日を夢見、丁重に封印。

『THEいつでもパズル まっすぐ揃えてストローズ』

 製作;BeeWorks http://www.beeworks.co.jp/seihin_01.html ASIN:B0000UMRXS

・上記ページにWeb体験版あり。
 シンプル。まったく頭を使わないゲーム。指先の体操。
 \2960は高いです。携帯アプリ向けである。にしても単純すぎるかも。
 ちなみにGCゲームボーイプレイヤーで遊ぶのはお勧めしないです。
 付属コントローラーはもちろん、HORIのSFC型デジタルコントローラーも妙に合わない。

のののパズルちゃいリアン

 公式 http://www.nintendo.co.jp/n08/bkrj/index.html

GBCで出ていた『ちゃいリアン』の続編ではありますが内容別物。
 『メイドインワリオ』風のドリル問題、
 『マリオとワリオ』、盲目的に進んでいくメカの道を先回りして作っておくやつ、
 あれをなんと呼ぶのかわからないですが、それと
 数字組み合わせパズル。説明しつらい。パズルゲームのルールを文で説明するは無理。

・このうち面白いのが最期「くるパチ6」。
 360に最初からついている『Hexic HD』のように
 はじめじっくり導線思い浮かべ、動き出したら手早くかちかちまわしていく、
 静と動併せ持ったパズル。
 奥深くはないのですが、新しい感覚があります。

・『まっすぐそろえてストローズ』に比べれば遊びの幅広くてよいけれども
 まだ、これだけで末永く飽きず遊べるとは言えない点、
 『テトリス』がいまだに売れる現状を表していると言えるのかも。

攻めCOMダンジョン ドルルルアーガ

 公式 http://namco-ch.net/drururuaga/index.php ASIN:B0000645ND
 攻略サイト http://www.fan.hi-ho.ne.jp/kame_rune/druroom/druroom.htm

・「せめこむ」でなく「せめこみ」と呼ばせたいらしい。
 不思議のダンジョンと『カオスシード』に『ドルアーガ』の世界観。
 その上へトレーディングカードゲームを乗せたもの。
 『カオスシード』のように転送ゲートから敵のダンジョンに攻め込み
 不思議のダンジョンのようにターンアクションバトルで邪魔し合いながら
 キーアイテムを先にとった方が勝ち。

・攻撃攻め込みは自分で操作、敵からの防御はカードでモンスターを配置。
 この防御部分が駄目で、どのような状況か見えず、管理できない。配置のみ。
 いつキーを敵に取られるか分らない運を天に任せる状態、
 攻撃中いつ残りタイムが尽きるか分らないゲームである。

・けれどカードゲーム部分は、外注でしょうけれども
 ナムコらしく無難に良くできていてそれなりに遊べます。
 主人公は『ドルアーガ』主人公の子孫。
 しっかり続編として構えられるものを適当に放り出すのがまたナムコらしい。


・一方で『ドルアーガオンライン』も結構遊んでいるのですが
 どうも、やはり、オンライン協力RPGは『QOD』の影が。
 これってオンラインにする意味あるのかしら。その程度の理解。

『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド ゾンビパニック』

・USBキーボードにタイピングソフトNO.1の『TOD』が付いて衝撃の2980円。
 という売り文句に騙されて買ってきたもの。
 よくよく思えばPC用を買うべきでは。

・ゲームの方は流石に良い出来。といっても他にタイピングソフト試したことないのですが
 プロフェッショナルなかた(http://www.geocities.jp/dqmaniac/typing/typemain.html)も
 推しているようなので、良い出来なのだと思われる。良い出来なのだ。らしい。
 これかたかたしておりますと、自分の手癖が根本的に間違っているを
 いまさらながら認識。けれども今のところあまり早くなった気がしない。

トップをねらえ! GunBuster』

 公式 http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ps2_top/ ASIN:B0006JHQA2
 製作;シェイド http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ps2_top/

・ゲーム版『ラーゼフォン』の開発会社によるもので、どうみてもエンジン互換。
 ただ予算はかなり違ったらしくスカスカなでき。
 しかしながらフラグを立てなくとも時間制限で勝手に進行するゆえ詰まりなく
 2週以降はイベントスキップすれば1周1時間とかからず終わるAVGパートや
 敵の皆様がカミカゼアタックしかしてこない大味戦闘が
 ある意味原作の味わいを再現、
 低予算ながら必死に頑張っている様伝わってきて好感度高。

・新品\2000で買ったのですが、それなりに満足。
 PCエンジン版と比べれば何でも良く見えます。

スカイガンナー

 公式(音注意)http://www.jp.playstation.com/scej/title/skygunner/ ASIN:B00005QBB6
 GameWatchレビュー http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20011016/skyg.htm
 http://ja.wikipedia.org/wiki/スカイガンナー

・空を自由に飛べるゲーム。3DSTG。時間制限のない『ナイツ』。
 空を飛び回るは、実に楽しく気持ち良く出来ているのだけれども
 STG部分がもうひとつ。爽快感に欠ける。
 ロボットアクション系、『エースコンバット』系、フライトシミュレータ系。
 3DSTGはいろいろあるけれども、どれでもない独自性はあるが
 そこから新しい種のゲームが作り出されているかといえば、そうではない。
 是非続編を見てみたいゲームなり。

『真・三国無双4 エンパイアーズ』

・「エンパイアーズ」は初めて遊んだのですが、その内実は
 SLG三国志』の内政部分をGB版くらいに簡略化して、戦闘部分を『無双』にしたもの。
 戦闘が『無双』なので内政どうでも良い。
 適当に兵士数だけ補充しておけば、後はいつものごとくひとりで勝てます。

・自軍の武将であれば自由に『無双』部分で使えるので
 使いたい武将で天下統一するを妄想して楽しむゲームであるというべきか。
 こんな適当な内容で良いのかしら。コーエーの未来が心配です。
 100年戦争版は果たしてどうなるや。まずPS3の価格が壁。

・どうせなのでXBOX360版を買ったのですが
 このゲーム、部下の数がゲーマータグ実績ロック解除の条件であるので
 内政ですることない時、つまりほとんどいつもですが
 ひたすら人材登用、たちまち実績数値跳ね上がり。『リッジ6』の100倍効率良い。
 けれどもそれで威張っていると、詳細分析見られたときに
 見栄張っているがばればれ冷笑買うだけゆえ、ほどほどにしておきましょう。
 私はもう手遅れですけれども。

FF5』『FF6

・『FF12』に備えて昔を懐かしみ。
 今からすれば『FFT』と『FF10』を遊びなおしておくべきだったかも。
 『5』はクリスタル2つめまで、『6』は崩壊後まで。
 『12』はバニッシュデス禁止。やはり。

かえるの絵本

 製作;インフィニティー http://www.infinity-soft.co.jp/ ASIN:B00005OV2Z
 ファンサイトWEBRING(音注意)http://www.cmo.jp/users/j-and-j/kd/index.html

・地味。けれども欠点のない良作。
 登場人物が全員善人という世界に癒しを感じるRPG

・簡単な育成SLG方式で成長し、冒険部分はRPG。非常に手軽でわかりやすい。
 誰にでもお勧めできる、などと思わず書きたくなりますけれども
 ゲーム慣れしているひとには物足りなくそもそも合わず、
 こういうゲームを喜びそうだと、ゲームを遊ぶひとが想定するようなひとは
 ゲームを遊ばない。 なので売れなかったと思われる。
 地味でスローライフ、『FF』みたいにテカテカ嫌い、という
 狭い層にはまるならば、心に残るゲームであろうと思われる。
 と、合わないひとの推定。

リッジレーサー6』

・現状50%。今更ながらレースゲームは合わない。
 STGもそうなのですが、集中力がないためどうでもよさげなところでミスする。
 単純ミスをなくしてその上で磨き上げていく種のゲームに合っていない性向である。
 ドリルのような解法わかった頭使わない単純パズルをちまちまするが合っているのだ。

・『リッジ6』単体ではそのように思うけれども他と比べなければなんとも言えず、
 ということでめげず色々手を出す予定。
 『F-ZERO』『カービィのエアレアイド』『マリオカート』は違うゲームであるように
 『グランツーリスモ』『ニードフォースピード』『PGR』は皆違う。
 車に乗らないひとにはなかなか困難なる学問である。

式神の城2』

・PC用『EX』『2』のパックを購入。
 EXは元からか移植がひどいのか、かなり適当な出来で後悔。
 『2』だけにしておくべきだった。

・『式神』は『1』をアーケードで遊んで以来、まったく無視していたのですが
 試してみると中々。色々面白い。
 敵配置、個別機体性能の活かし方、ボス攻撃パターン等々
 より良くして欲しいところが目に付く出来。

・アーケード稼動中の『3』もそれを順当に引き継いだ流れ。
 なんとも中途半端であるけれどもSTG自体、現状幅が狭い中のひとつゆえ。
 誰にもとは言えずとも、アクションといえば『マリオ』のように
 まずこれをと薦められるような、良い意味で色の薄いSTGもあって欲しいものです。

月姫』『Fate』『つよきす

・『月姫』『Fate』は課題図書指定品なり。ちなみに同様指定の『カノン』は挫折中。
 大層長いですが一気に読む。
 ノベルゲーム1本買うより文庫本5冊の方が良いとの昔の言い分に量で対抗と。
 後作品の『Fate』の方が、お話としても洗練されていて
 マンガでいうとマニア向け月刊誌と少年週刊誌の違い。
 ついでに『キミキス』でなくPC18禁『つよきす』も読んでみました。
 もはや「読む」という言い方に抵抗なし。


・感想と致しましては、ライトノベルなどと比べ、文体の違いが面白いところ。
 『つよきす』は一文、ひと台詞ごと送って読んでいく区切りに合わせた文体。
 声を乗せ、読むのでなく聴くゲームのためにある文。洗練されています。

ライトノベルやキャラクター小説といわれる類の特徴は
 会話文の多用でなく、キャラクターが人間でなくキャラクターであるところ。
 中間としてゲーム小説、例えば『小説ドラゴンクエスト』『隣り合わせの灰と青春』、
 比して『アラビアの夜の種族』を並べ
 そこに『Fate』と同じ筆者による小説『空の境界』を置くと
 ひとくち小説、ノベルゲームといってもその見せ方は幅広い。
 マンガ、アニメ、ゲームのノベライズ作品と、ライトノベルと呼ばれない小説の違い。
 ノベルゲームは読むだけ。「やるドラ」は見るだけ。
 小説は読むだけ。アニメは見るだけ。けれど方法はそれだけでない。

・小説をそのままノベルゲームにしても読みづらく、逆もまた然り。
 その文体の違い、方法は既に多種多様であり
 テーマや筋でなく、それをどのように表現するかこそが興味でありますから
 この違いこそは面白いところ。

・よって内容は既にどれも忘れました。長いし。
 しかし普通の小説もそれはまったく同じゆえ、問題なしとする。
この能力はミステリなどにおいて実に便利なのである。
 けれども長い小説だと登場人物の名前覚え切れないので困るのですが。