2019年上三半期報告

4ヵ月ぶりくらいにゲームの感想を書く気になったので
すかさず活かしていきたい。
4連休以上でないと気力が湧かないと判明したわけで
次の更新は年末だな夏は暑いから。

 

なお久しぶり(4ヵ月ぶり)にはてなにきたら

景色が変わっていてびびる。

 

ドラゴンクエストビルダーズ2

昨年度末にも少し触れたけれど再度。
全体『1』を拡張したつくりながら遊び終えた感あまりよろしからず。
その理由は『1』がステージクリア型で
繰り返し遊べるようになっていたからだと思う。
クリア後に自由に街づくりを楽しみたいのではなく
趣向凝らし用意されたパズル解いて褒めてもらう方が楽しい派からすれば。
遊び方の問題で、けれど『1』は両方できたのに『2』ではできない。
全体のお話のまとまりとしてそのほうが良いと判断したのだろうが
クリア後の自由さが楽しみでない身には
一度食べたら終わりのもったいなさだった。


ほとんどのゲームがステージ構成でなく
そうだとしてもクリア後、自由にそこだけ選び遊べるようにできていない。
それだと面白がれないからである。
2時間の映画の真ん中10分を切り取っても面白くない。
どこをとっても敵と戦っているだけの作品ですらそうだ。
育成成長、全体の悲喜緩急。登場人物同士の関わりに音楽による効果。
アクション要素が少なく、ストーリー要素が全体として希薄だとそう。
パズルをテンポよくクリアする快感があり、
そこだけでまとまったお話の満足感が得られるなら
『ビルダーズ1』のような形式も考慮されるべきではあるが
それがなしえる様式のほうが稀と言える。


三国志大戦(新)

今年に入ってだいぶ遊んだのがこちら。
昨年の夏くらいからちょこちょこ触っていたが
現在はひさしぶりに週1で2時間弱ゲームセンターに通っている。
タイトルの(新)は、2005年から2016年まで稼働していた(旧)とは
殆ど同じ仕組みながら、全面リニューアルしてタイトルは同じという
紛らわしいことをしているから。
version表記もまた1からで表記が大変わずらわしい。
三国志大戦4』として新規ユーザーに敬遠されるのを恐れたのだろう。
現在(旧)をあそんでいなかった比率がどれくらいあるかは知らないが。


中身はほぼ同じだが、料金がお安くなったのが嬉しい。
現在の仕様では、最初に¥200、続けて2戦目をするのに、
¥300払って追加で武将カードを貰えるモードにするか、
初戦に勝っていれば追加報酬が無い代わり無料で遊ぶかを選ぶことができる。
新規カードが欲しい人はお大尽に¥500で2ゲーム遊ぶし
遊べれば良い人は無料を選べる。
ゲーム内報酬にリアルマネーを出したいひとは出せるしくみ。
(旧)は¥600払って3戦の仕様だったことを思うとまことにありがたい。
さらに初期は初戦¥300、勝ったら¥200でもう一戦、さらに勝つと¥100の
3戦で1セットという過酷さだったが、大量に客がついていたので仕方ない。
現在の仕様では勝率5割でも1ゲーム平均¥133で遊ぶことができる。
勝率2割5分で¥160、勝率8割でも¥111なので不公平感が少ない。
昔仕様だと勝率5割で¥242。最盛期の人気すごい。
中身がほぼ同じなのも、15年前から言っていたように
時代を10年先取りした15年後も楽しめる傑作だからである。
遊んだ人にしかわからないと思うが、
三国志大戦』も遊ばずにゲームについて語るとかありえない。
15年遊んでいて底なく他に変わりなく面白い。


近年のゲーム最大の発明は、お金を出したいひとから、
購入して貰ったあとからも集金できる仕組みである。
アーケードゲームでも、ゲームをたくさんあそびたいひと、
そのゲームでカードをたくさん集めて、詳しくなって、
仲間と動画を見ながらわいわいゲーム外でも楽しみたいひとと、
どちらにも良いように応える仕組みが整備されてきているのは結構なこと。
(旧)の昔は公式動画ですらゲームセンターにいかなければ見れなかった。
15年も前の話。


龍が如く0

某「キムタクが如く」が話題になっていたので。
シリーズ中では出来がいい方らしいという風聞に基づき。
このシリーズはPS2で出た初代以来で、やはり15年まえの2005年。
絵がきれいになっているはずだが、朧げにしか覚えていないので
まあこんなものなのでは感。でも堂島組3幹部の毛穴感には感心。
主人公2人はさすがに覚えていたが、その親友はまったく覚えていなかった。
何か以前は100億くらいで大騒ぎしてなかったっけ。
15年でお金の価値も下がったものよ。


一応最後まで遊んだのだが、いまひとつ感想が思い浮かばなかった。
主人公がヤクザという時点でもう駄目なのでは。
話し合いで話が進まないので
よくこれでシリーズ化し何作も話を作ったものだとそちらに感心する。
なぜ最初から『事件屋稼業』みたいにしなかったのだろう。
シリーズを重ねているだけに
最後まであそばせるだけの引きと全体の出来はある。
アクションRPGとして、例えば『ゼルダ』と比較もできるだろう。
でも別にいいかな。単純に「任侠もの」に自分が興味無いだけか。


仁王

次は何に手を出そうかというところで折よく半額だったので。
テクモの『忍者龍剣伝』『NINJA GAIDEN』を作っていたひとたちによる
和風『デモンズソウル』。
デモンズソウル』もひとつの偉大な発明だ、とか書くと
キングスフィールド』を遊んでいない奴がゲームを語るなと
怒られそうなそれ。
エロバレー」と同じ人たちが作っているかは存じ上げないが
ヒロインのお勝(徳川の守護女神とは別人)や誾千代が美人。
やっぱり西洋風より和風だよねという個人的趣向を多分に反映。


楽しく遊んだが、自分の指がついていかない場面には閉口した。
この敵はこういう攻撃でこれが開始合図で弱点はここね、と
わかっているのに操作がついていかない。なんどもやられる。
音ゲーと同じで、画面を見て脳が判断してから指を動かすのでなく
この色や形や音のタイミングでこのボタンという
反射で操作できれば良いのが良くできたアクションゲームというものだが
結果がついてこない。指がなかなか覚えない。
あたまではわかっているのだからこれ以上工夫しようがないのである。
ゲームの反応が悪いんだと文句をつける勢いるよね。
音ゲーには大抵タイミング調整ついているね。あれは苦情避けなのね。


歳。歳なのか。
このサイトも10年以上続いてるし。
どれとは言わないが15年前のゲームの感想をここに書いた覚えがあるし。
怖いから読み返さないけど。


ドラゴンクエスト10

今更。
いやなんか体験版がすごく後ろのほうまで遊べるらしいと聞いたので。
ほなら試してみるかと気楽に始めたら、ほんとにかなり遊べて
無料にしてはあまりにも遊んでいる時間が長くなりすぎ
悪くなって製品版にしたのである。
そういうこころにも応えるダウンロード販売って偉大。
ちなみに今調べたらお値段¥3000だった。遊んだ時間は調べない。


遊べる時間、間隔がわたくし仕様上不定期なので
オンラインゲームなのにソロプレイしかしておらず
それで感想も何もあったものではない。が
たまに入ってきて周りのみんなが駆け回っているのを眺めながら
表面だけさわるような遊び方も許されているのは懐深い。
また、変な遊び方ではあるが、
本作は2012年から稼働しているゲームで、
今から遊ぶと要素が積もり積もって膨大なことになっており
それを攻略サイトとかに頼らず読み解いていくのは単純に楽しい。
この手のゲームの常として、遅いスタートであるほど
序盤は加速して付いていきやすく手が入れられており、
そのへんの基本無課金ゲームとちがって
ドラクエ』という大看板なだけに、あらゆるところで分厚い。
また基本パッケージ販売なだけに、課金で高レアを引けばどうこうでもない。

 

基本無課金ゲームと同じような感覚で
かの『ドラクエ』を、ちゃんとした大規模オンラインゲームを、
気軽に遊べるということ自体が新鮮で面白い。
これから「ソロで遊ぶひと」は
是非、同じように攻略情報を見ないで遊んでみて欲しいが
ひとつだけそれだけは書いておけよ、と恨まれそうな項目といえば
大陸間移動ができるようになったらまず「岳都ガタラ」で高速移動手段確保。

 


総論


ゲームにはいろいろな遊ばれ方がある。
そういう遊び方をすれば楽しいのだろうなと頭でわかっていても
そうでない遊び方をする、せざるをえない、
そのほうが向いている向きもある。
どれも許容できるゲームの作りが理想なのかといえば、そうではない。
幅広く作らなければならないことはない。
ただ楽しめなかった人にはもったいなく映るのだから
誰もが楽しめるようにすることを、
本来意図した楽しみ方を損なわず用意できるのであれば
そうするべきかもしれない。


しかし完成品を世に出すまでの時間は限られている。
後出しで対応できるオンラインアップデートこそが
基本無課金に限らずゲームの遊び方の幅を広げる可能性を拡げているが
捕らわれて狭めてもいる。