・『旋光の輪舞』はXBOX360
 発売時期の問題もあるのだろうな、ともあれ移植はめでたきことよ、
 と思っていたところに暴満館(http://bmky.net/diary/log/1148.html)の記事。
 「オリジナルシューティングゲーム(仮題) トレジャー」

・期待しない期待しない期待しないしないほうが良いに違いない。
 『シルバーガン』が'98年、『斑鳩』が'01年。そして『グラディウス5』が'04年。
 一方『バンガイオー』'99年、『シルフィード』'00年。
 井内組ではなさげなような。もちろん『バンガイオー』でも楽しみですけれど。
 「グラフィックは3D、ゲームプレイは2D」というインタビュー内前川社長のひとことが
 『ロストプラネット』を思い起こさせる危険。そちらは危険だトレジャー。


・また君か。@d.hatena(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/)に全然関係なく答えて言うと
 PS2コントローラーの危険はグリップ部の黒いところが暑いと溶けることであります。
 夏場、畳の上にひっくり返して置いておくと黒いシミが付くので注意なり。

・けれどそろそろ夏も終わりな今日この頃のニュースを2本。
 

REVOLUTION リモコンコントローラー発表

 任天堂公式 http://www.nintendo.co.jp/n10/tgs2005/index.html
  講演は16分あたりのタッチDS関係資料、
  26分からのコントローラーについて、29分あたりの紹介ムービーなどが注目

 GAME Watch記事 http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050916/iwata.htm
 ITmedia http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0509/16/news038.html

・リモコンコントローラー。
 新世代株式会社http://www.shinsedai.co.jpXaviX(ザビックス)の
 『剣神ドラゴンクエスト』や、釣りゲーム用コントローラーを思わせる形と機能。
 なるほどワイヤレス。
 背面がZトリガーなのが嬉しいところ。LよりZのほうが良いですとも。 


・自ら作り出したコントローラーをも大胆に変えてくるのが
 常に新しく、それでいて完成されたゲームを作り続けてきた任天堂です。

・ゲーム&ウォッチからファミコンを経てゲームボーイに受け継がれた十字キーとABボタン。
 スーパーファミコンでもPCエンジンメガドライブに影をも踏ませぬ正統進化。
 それを洗練させたサターン、プレイステーションに対するN643DスティックZトリガー。
 『マリオ64』の3Dだけでなく『パワプロ』のアナログ入力への威力の高さ。

・ゲームを変える。飽きられず新しい驚きを与えていくためにはどうすればよいか。
 見た目をきれいにするだけでなく操作方法も変えていく。
 任天堂は実に真面目で頼りになります。
 偉い。偉大。そういう形容に値する特別なゲーム会社。
 ソニーはともかくコナミセガには期待できない「偉さ」です。


GCはボタンの方を変えてきましたが、ゲーム内容自体がN64の延長上、
 きれいになっただけのものが多く、いまひとつ消化不良であるかも。
 それともコントローラーが変わらなかったのが
 つまり、ゲームを変えられなかったということでしょうか。
 『ピクミン』などを見るとそう思えます。


・停滞は僅かの間。任天堂は再び動き始めました。
 DSのタッチスクリーン。わかりやすさがあります。
 そしてリモコンコントローラー。誰にでも抵抗なく手に取りやすいかたち。
 FPSなどに新しい操作体系を与えてくれそうな発明。

・果たしてどのようなゲームを作りだすのか。作られるのか。
 まずは任天堂宮本茂印の1作目に要注目というところです。

『EveryExtend Extra(仮)』製作決定

 公式サイト http://e3-game.com/
 OMEGA http://nagoya.cool.ne.jp/o_mega/index.html

・OMEGAのフリーゲーム『EveryExtend』が
 『ルミネス』『メテオス』のキューエンタテインメントhttp://www.q-ent.jp/)より
 『EveryExtend Extra(仮)』としてPSPに製作決定。
 なるほどキューか。言われてみて納得です。


・( ゜ワ゜)ノさん、おめでとうございます。

フリーゲームが商品化とは『ZOOKEEPER』であるとか
 任天堂は『洞窟物語』をファミコンミニ第四弾に入れるべきだ、とかいう世界。
 凄い。素晴らしい。めでたい。 




・『EveryExtend』については『東方紅』『妖』『ウィザーズスター2』と並んで
 ひたすらに遊んでいるのに、一度もしっかり取り上げていませんでした。反省。
 改めて紹介したいと思います。

・まずはフリーゲームですからダウンロードして遊んでみてくださりませ。
 ゲームパッドのほうが遊びやすいです。
 http://nagoya.cool.ne.jp/o_mega/product/e2.html



・「3分ゲーコンテスト」(http://saka.ave2.jp/3/)に対して作られたこの作品。
 ジャンルとすればSTGですが、かならずしもさにあらず。
 自機は弾を撃ちません。攻撃方法は自爆のみ。
 敵を連鎖、チェーンコンボで自爆爆風に巻き込みつなげて倒すことで
 「Extend」を繰り返すが唯一の手段。

・「Extend」、エクステンドとは「伸ばす」「延長」の意。
 STGにおいてはスコアが規定に達するごと残機が補充され
 結果としてプレイ時間が「延びる」仕組みを指すものです。

・エブリエクステンド
 すなわち、自爆を繰り返して残機を増やすゲーム。
 生きてクリアするのが目的でありながら自爆するゲーム。

・相反するようで、けれど手段は単純、行うべきことはただひとつ。
 敵をいかに一度に多く自爆爆風の道連れにして倒すか。
 弾幕STG、パターン横STG、どちらでもなく
 けれど、避けて破壊を繰り返す刹那が累積する快感はまさにSTGのそれである。
 けれども、することは自爆。

・実に簡潔で独創的なゲームです。



・するべきことはクリアすること生き延びること。
 初期ファミコンゲームのように果てしなくいつまでもエンドレス。
 そういうようにもできたでしょう。
 けれどそうでない。

・目的転じて、3分の時間制限に、どこまで高みに到達できるか。
 キャラバンSTGタイムアタックモードを蘇らせる短時間スコア追求STGの形式こそがそれです。


・「3分ゲーコンテスト」の課題あってでしょうけれども、この転換自体でなく
 その上で成立するよう作られた各要素の噛合せこそが見事です。

・どうすればハイスコアが取れるのか。
 残機数、スコアアイテム回収、残タイム。それともチェーン数。
 自爆すれば残機が減りアイテム倍率がリセット、自爆できずミスすれば残り時間が減る。
 チェーン数、機数を増やすため展開速度を速め敵をまとめてだすと、同時に危険も増える。

・組み合わせがきれいに完結しているというだけでなく
 個々トレードオフがどう関連しているか明確、スコアのためどうすれば良いかが明確。
 そこが優れているところです。 


・クリアするだけなら難しくはない。
 手段は唯一。目的は単純。けれど手順は無数。
 ゲームの目的は明確、どうすれば良いかも明確。何が面白いかは明白です。
 手段と目的が簡潔明瞭であること。
 スコアという唯一の結果へ純粋にその過程を自身に争うスコアアタックSTG

・独創独特でありながら抜群に見事で面白いゲーム。
 テーマとなる課題を消化する完成度も素晴らしいです。



・『EveryExtend』は簡潔に完結しているゲーム。
 これを『Extra』としてどう広げていくのか。
 長く広くにはならないでしょう。
 『メテオス』あるいは『地球防衛軍』のようにバリエーションをつけて横に並べていくか
 それとも残機数、タイム、速度以外にもう一要素を加えるか。


・改めておめでとうございます。そして素晴らしいゲームをありがとうございます。 
 『EveryExtend Extra』。楽しみなゲームです。