kodamatsukimi2005-11-08

・『THE SECOND APOCALYPSE ケツイ 〜絆地獄たち〜』(http://www.inhgroup.com/item/ketsui/)に感化され
 久しぶりに遊ぼうかと思ったら、ない。どこにも置いていない。
 取って代わるは『虫姫たま』。
 しかたなく『鋳薔薇』を楽しみました。

・やはり「もえ」がないとやっていけないのか。けれど『ラジルギ』はともかく
 『虫姫たま』も『旋光の輪舞』もその間一枚もコインを稼いでいなかったような。
 PS2虫姫さま』も初回版がまだ捌けていないし『ケツイ』はもちろん『鋳薔薇』移植も不安です。

『ゲーム批評 vol.65』

 10月3日発売
 公式サイト http://www.microgroup.co.jp/game/

・編集長も変わり大分リニューアル。
 巻頭カラーページはなんと、東京ゲームショウレポート。

ゲームショウっていつのまに行われたのでしたっけ。
 レボリューションリモコンコントローラーの時か。(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20050916#p1
 任天堂はいつのまにかゲームショウに出るようになったのですな。
 いや出ていないのか。基調講演だけで話題をさらっていっただけなのか。流石だ。

・けれど記事中にはそれについて何もなし。大丈夫ですか『ゲーム批評』。
 コンパニオンさんの写真のほうが大事でありますか。
 なかなかの革新振り。今後どちらへ向かうのか、期待しております。



・今回はこれといって注目点もないので簡潔に。


・特集その1。「ゲームは有害なのか?」。
 神奈川県による『GTA3』の有害図書指定に始まる一連の問題についてです。

・これに関しては、18歳以上である遊び手の私にとっては関心がない、
 それ以上ではないのですが、記事に対しての感想として。


・『ゲーム批評』の見解は以下の通り。

 ゲーム業界の発展は、国益の観点から見ても無視できるようなものではない。
 そんな重要な産業を、今回のような政治的ポーズのために、満足な議論もなく規制することは許されない。
 (P46「総論」より引用)

・有害と決まったわけではないのだから、いたずらに規制すべきではないということのようです。


・実際この問題がどうなるかは
 『GTA3』を国内販売するカプコンがどのように対応するかによります。
 CESAに働きかけCEROの倫理規定を変えるのか、
 それともこのまま放置して、政治的掛け声だけで実行上何も変わらないようにするのか。

・ゲームは有害かどうか、については
 では、書籍の有害優良は誰が何を元に決めるのか、
 では映画は、では演劇は、では音楽は、芸術は、
 きりがないし、そもそも有害とは何を持ってするか、という話。


・『ゲーム批評』は適当なことで良いのではないでしょうか。
 あまり突っ張らないで穏当にかわす方が良いと思うのですが。
 反骨精神野次馬根性がころり転げる木の根っことならないように。



・その2。「代替現実ゲームが来る!?」。
 代替は「だいたい」と読みますよ。

・参考としてこちら。
 4Gamer.net「ARGという、新ジャンル」http://www.4gamer.net/news.php?url=/weekly/kaito/054/kaito_054.shtml

 最近になって,現実とゲーム世界を交錯させるタイプのゲームが,ジワジワと増えている。
 今では,そんなゲームのことをリアリティ・ゲーム(Reality Game)
 もしくはオルタナティブ・リアリティ・ゲーム(Alternative Reality Game:ARG)と呼ばれるようになっているほどだ。
 多くのゲーマーに認知されるようになるのも,そう遠い話ではないだろう。

 変な文章。タイトル説明を中段にもってくるのもどうか。

・他の例としては
 『東京スコットランドヤード』「イミノス」の紹介記事 http://www2u.biglobe.ne.jp/~ino/blosxom/blosxom.cgi/misc/TSY.htm
 『アンテナDASH』Wiki http://wiki.antenna-dash.jp/FAQ/?Common
 など、いろいろあるようです。


・テレビゲームでなく
 また、非電源ゲームと呼ばれるボードゲームテーブルトークRPGとも違う新しいゲーム。
 ネットと携帯電話を利用した新しい遊びです。
 なるほど新しい。

・紹介記事ということで、やはりそれ以上ではないのですが
 『人狼BBS』(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041123#p3)のように
 新しいルールを持ったゲーム、今後も多く生まれてくることでございましょう。

セガマニアはどこにいる

 AB2「The creation is a life」http://ab2.blog6.fc2.com/blog-entry-21.html

・自分の勤める会社のものは知らなくともセガの社是と経営理念なら諳んじているのがセガマニア。
 せーがーせーがーすすめーあーすへー。


 GAME Watch ;変わりつつある「SEGA AGES 2500シリーズ」http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20051031/ages.htm 
 週刊 セガボイス「『SEGA AGES 2500』で甦る名作たち」http://sega.jp/community/segavoice2/vol14.html

・このような記事を見たらば、例えサターン版を持っていようとも
 『地球防衛軍2』より高い『スペースハリアー』を買いに行くのがセガマニア。
 これは売れないよな。


・前回の『ワンダと巨像』を遊んだ時に始め、思いました。
 敵の体を駆け上がって戦うアクションなら『どろろ』(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041009)が
 既に1年前に通過している、と。
 『ワンダ』は確かに面白いし、欠点を比べれば優劣は明らかだけれど
 『どろろ』のほうが泥臭いから、でなくて好きだ。というのがセガマニア。

・『どろろ』での敵へ駆け上りは衣装から舞台装置への小林幸子コペルニクス転回なのだ、
 といってもとっても苦しい。


・『E0』も『D2』ですら\100でも買う気はしないけれど
 これがセガのゲームというだけで何杯でもいけます。
 『獣王記』だって面白い。ワゴンで売られていても。
 『マクロス』だって面白いんだ。http://d.hatena.ne.jp/Iron-9/20051106。売れなかったけれど。
 『Kunoichi』(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20050417)\500は安すぎです。

・ゲームは面白いと信じていたい。
 いや、実際に面白いのだ。面白いのだ。面白いに違いないのだ。


・『パックマンのゲーム学入門』(ISBN:4757717520)でセガ 小口社長は
 セガのカラーをブルーだけでなく、オレンジのものも増やして行きたい、と語っています。
 確かに『サカつく』くらいしかない。『サクラ大戦』は見ない。それにどれもジリ損であるし。
 けれどだからといって『バーチャロンマーズ』はないだろ、というのがセガマニアの声。

・けれど小口社長には期待しているのです。
 『バーチャロン』『クレイジータクシー』『パワースマッシュ』。
 『ダービーオーナーズクラブ』から今のアーケードを作った立役者が
 必ずやセガを導いてくれると。
 オンラインは無視。いちばんまともに話が通じそうだからとか言わない。  



セガマニアは、セガが好きなわけではない。
 駄目なところが好きだとか判官贔屓とかではない。天邪鬼ではない。

・なぜならセガとその周辺のゲームが、確かに間違いなく面白いからなのだ。
 任天堂はそつなく作る。コナミも金の使い方を分っている。
 スクウェアエニックスの大作RPGだって面白いし
 ナムコの独特の味わいあるゲームも好きだ。カプコンだって数出し過ぎだけれど頑張っている。
 そしてセガのゲームだからでなく、セガのゲームも、は、面白い。確かに面白い。


・メーカーで分けても意味がない。
 それぞれ個々の出来不出来が全て。
 誰が作っているかは問題ではない。

・売れた売れていないに関わらず、面白いゲームが遊べればそれで良いのだ。
 そしてセガのゲームは面白い。せかいいちでないけれど、欠点も目立つけれど面白い。
 だからセガのゲームが好きなのだ。

セガマニアはゲームの面白さを知っている。
 セガでなくとも面白いゲームであれば良いことを知っている。



・そしてもちろん、そういう思い入れ、対象への興味があるからこそ
 ゲーム遊ぶことは面白いのだけれど。