『ゲーム批評 vol.65』

 10月3日発売
 公式サイト http://www.microgroup.co.jp/game/

・編集長も変わり大分リニューアル。
 巻頭カラーページはなんと、東京ゲームショウレポート。

ゲームショウっていつのまに行われたのでしたっけ。
 レボリューションリモコンコントローラーの時か。(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20050916#p1
 任天堂はいつのまにかゲームショウに出るようになったのですな。
 いや出ていないのか。基調講演だけで話題をさらっていっただけなのか。流石だ。

・けれど記事中にはそれについて何もなし。大丈夫ですか『ゲーム批評』。
 コンパニオンさんの写真のほうが大事でありますか。
 なかなかの革新振り。今後どちらへ向かうのか、期待しております。



・今回はこれといって注目点もないので簡潔に。


・特集その1。「ゲームは有害なのか?」。
 神奈川県による『GTA3』の有害図書指定に始まる一連の問題についてです。

・これに関しては、18歳以上である遊び手の私にとっては関心がない、
 それ以上ではないのですが、記事に対しての感想として。


・『ゲーム批評』の見解は以下の通り。

 ゲーム業界の発展は、国益の観点から見ても無視できるようなものではない。
 そんな重要な産業を、今回のような政治的ポーズのために、満足な議論もなく規制することは許されない。
 (P46「総論」より引用)

・有害と決まったわけではないのだから、いたずらに規制すべきではないということのようです。


・実際この問題がどうなるかは
 『GTA3』を国内販売するカプコンがどのように対応するかによります。
 CESAに働きかけCEROの倫理規定を変えるのか、
 それともこのまま放置して、政治的掛け声だけで実行上何も変わらないようにするのか。

・ゲームは有害かどうか、については
 では、書籍の有害優良は誰が何を元に決めるのか、
 では映画は、では演劇は、では音楽は、芸術は、
 きりがないし、そもそも有害とは何を持ってするか、という話。


・『ゲーム批評』は適当なことで良いのではないでしょうか。
 あまり突っ張らないで穏当にかわす方が良いと思うのですが。
 反骨精神野次馬根性がころり転げる木の根っことならないように。



・その2。「代替現実ゲームが来る!?」。
 代替は「だいたい」と読みますよ。

・参考としてこちら。
 4Gamer.net「ARGという、新ジャンル」http://www.4gamer.net/news.php?url=/weekly/kaito/054/kaito_054.shtml

 最近になって,現実とゲーム世界を交錯させるタイプのゲームが,ジワジワと増えている。
 今では,そんなゲームのことをリアリティ・ゲーム(Reality Game)
 もしくはオルタナティブ・リアリティ・ゲーム(Alternative Reality Game:ARG)と呼ばれるようになっているほどだ。
 多くのゲーマーに認知されるようになるのも,そう遠い話ではないだろう。

 変な文章。タイトル説明を中段にもってくるのもどうか。

・他の例としては
 『東京スコットランドヤード』「イミノス」の紹介記事 http://www2u.biglobe.ne.jp/~ino/blosxom/blosxom.cgi/misc/TSY.htm
 『アンテナDASH』Wiki http://wiki.antenna-dash.jp/FAQ/?Common
 など、いろいろあるようです。


・テレビゲームでなく
 また、非電源ゲームと呼ばれるボードゲームテーブルトークRPGとも違う新しいゲーム。
 ネットと携帯電話を利用した新しい遊びです。
 なるほど新しい。

・紹介記事ということで、やはりそれ以上ではないのですが
 『人狼BBS』(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041123#p3)のように
 新しいルールを持ったゲーム、今後も多く生まれてくることでございましょう。