2011年ようやく終了のお知らせ

2011年、なかなかいろいろありました。
3DSの発売に半年で値下げ、
NGPという仮名にネオジオポケットですねわかりまとか言っていたら
Vitaとかいういじりにくい名前に変わって発売とか、
PS3PSPのネットワーク不正侵入とか。
ゲームの世界は現実に比べるとまだまだ平和。あたりまえか。
PSOファンタシースターオンラインだろ、と言っても
また再逆転して逆に通じないこのごろですが
今年もだらだらと1年を振り返っていきたいと思います。


現在のゲーム機で一番売れているのがDSで次がPSP
今年はそれぞれの後継機種が発売されてなかなか重大。
PSPの看板である『モンスターハンター』が3DS
アナログスティック後付で無理やり出したりと必死。
3Dテレビの流れもすっかり途絶えて3の字が邪魔な感じ。
どうせポケモンが出るまでの勝負だろ、という声もありますが
いつまでもポケモンというのもなんであるし
モンハンのように対抗馬の出てきて欲しいところ。
いずれにせよどちらにもこれまでの顧客を逃がすようなへまをせずに
仲良く喧嘩して盛り上げていっていただきたいものです。


テレビ画面につなげて遊ぶ方のゲームは
中規模以下のゲーム会社さんは見た目に費やす作業量てきに手を出せない。
どうなるのかとかと言っていたら
携帯電話ゲームとかモバイルゲームとかブラウザゲームとか
ソーシャルゲームとかカジュアルゲームとか
いろいろ言われている方が急成長しているらしい。
プロ野球球団持てるくらいには儲かっているらしい。
従来ゲームメーカーも当面そちらで食いつなぐらしい。
あとリメイクという名の再販。埋もれるよりは良いことですが。
遊ぶゲームや作るゲームがないよりは良いことですけれども。


アーケードゲームで言うならプライズと音ゲーはともかく
ビデオゲームしかみとめない派なゲーマーのみなさんには
メダルゲームなんて論外、
それ以上に上のアイテム課金で稼いでいるようなゲームは
パチンコパチスロの同格とみなし、でありますが
遊びもせずに決め付けるのはゲーマーの名折れと
いちおう遊んでもみるのである。
今のところ馬鹿にされているけれど、今後どうなるかはわかりません。


現状そんな感じですが
私思うにアイテム課金ダウンロードコンテンツも同じようなものでは。
中古買取はしてもらえないけれどパッケージ売りでなくても良いのでは。
携帯電話の課金方式が「テレビゲーム」というものに合うかは良し悪しでも
3DSはともかくVitaの方はそちらに
擦り寄っているのか寄せているのか取り込まれるのかわかりませんが
とりあえず今回は半分くらいだけど次はどうなるかな寄り方。


一万円以下のゲームで何十時間も遊べる従来のありかたが
ゲーム規模としてもうそろそろ成り立たない、というのがまとめ。
子供が遊ぶものから大人も遊ぶものへの転換として当然ではある。
毎年同じようなことを言っているけれど
変わる世の只中にいるから、流れの外から見る景色は見えないのである。
小説とか映画とかと違って、明確に変化有る発展途上で面白いのである。




さて、次はいつものように今年書いた文章を読み返して反省するの巻。
年々量が減りますます楽になって素晴らしい。
うん、もうものすごい減りっぷり。
昔週1くらいで更新していたとか自分でも信じられない。
さらに今年は8年目にして初の更新のない月もありました。
……ふふ。
来年の目標は月1更新だなハードル低い。
でもないかどうか。

エンドオブエタニティ

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110125

独特な仕組のRPGを作っているらしいトライエースさんですが
その仕組はRPGでなくても良いのでは、という話。
でもRPGなのはそうしないと売れないから。そりゃそうだ。
あとオープニングデモで出てくるキャラクタや風景と
実際のゲーム中の景色にわりと違和感あるゲームでした。
そのあたりめりはり難しい。

ポケットモンスター黒と白

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110221

現在のテレビゲームを遊んでいるひと大多数は
それより上世代がウィザードリィだったりドラクエであるのと同じく
ポケモンの仕組みが当然として血肉に刻まれているのでわかりがたいですが
はたからみるとかなり特殊なゲーム。
変な設定、お約束に囲まれて成り立っている作品です。
すでに昔といえるくらい前からその箱庭に多くのひとをつめこんで
ここまで破綻していないというところは
持続的ゲーム商売として今後ますます注目される価値なんでなかろうか。
モンスターハンターとの顧客年代に合わせた違いも興味深いところ。
そしてまたどちらもおとなむき、でないのは書いたとおりでございます。

デモンズソウル

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110428

8ヶ月過ぎてコメントが付いていることに気づく。ありがとうございます。
仕事が速いことに定評あるフロムソフトウェアだけあって
早くも続編『ダークソウル』が2011年内に出てしまって
褒めるならそっちだろな感じですが
間をあけず同じようなゲームを遊ぶのは
鳥頭を誇る私でももったいないので仕方がない。
マニアックな、と形容される風な
「無双」でないアナログ入力なアクションというのが
今更改めて新鮮なゲーム。
昔ながらのゲーマーが誇りな皆さんに好適な作品。
という見掛けを『キングスフィールド』に上書きしたところが素晴らしい。
昔ながらのゲームにも改めてこういう見せ方があるのだという好例です。
でも少し褒められ過ぎかも。
中盤以降の間口広さなど改善点は多いのでは。

GALZOOアイランド

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110531

その後、時間制限のないモードも遊んだりしたのですが
それはそれで楽しいけれど、やはり平凡。
これをうまくアレンジしている様に改めて感心。
俺の屍を越えてゆけ』とか『勇者30』とか、
行動回数にせよ時間に何にせよ制限を付けるのは、
それだけで遊ぶひとを選んでしまうけれど
きちんと全体をみて、それを特徴でなく特長とすることが出来ているならば
そうでないものに比べてもうひとつ、
ゲームとしての面白さが増すものであります。

戦場のヴァルキュリア

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110630

今年遊んだものの中で、もっとも感心したのが本作。
出来のよさとか好みとかでなく、これは面白い、と思う作品。
3年前のゲームではありますが。
本作を受けたあとでは『エムブレム』が進化を止めた作品に見えます。
それくらい戦場SRPGとして新しい、面白い、興味深い作品。

2011年の7月と8月くらいに遊んだゲーム

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110822

シュタインズゲート』は、いかにも特定支持層に人気ある作品。
時間SFとかメタ視点とか叙述トリック
ヴァンダインではないけれど
褒められるのは最初の一作だけ、というと語弊があるか、
その最初の一作を読んでいるかどうかで、
後続の評価が大分変わってくるという意味で、難しいところあるものです。
また時間SFで全体に整合性を求めるのは至難の技。
荒唐無稽でもそれを感じさせない勢いの面白さがあるか。
けちをつけやすいものではある。


アンチャーテッド』は、ネット上では何かどこでも褒められていますが
私としては『デッドライジング』と同じような感じで
いまひとつ楽しがれなかった。映画で良いのでは。
書いていないけれど『God of War3』なども遊んでいまひとつでした。
クレイトスさんに求めているのは
あたまのわるい見敵必殺、Hack and Slashなのに。
出来ばえと言うより好みの違い。
映画や小説などはそれで許されるのですが
いや中高生向けの「ライトノベル」だとあまり理解されないかもですが
ゲームはまだそういう段階でないか、それとも顧客世代の違いか。


ちなみに文中にあるファミコンソフト「アトランティス」の正式名称は
『よみがえる帝国 アトランチスの謎』というらしい。
当時の小学生に訊いて果たしてどれだけ正解できるものやら。
そういえば他にも『ポケットザウルス 十王剣の謎』とか
スーパーゼビウス ガンプの謎』とか
トランスフォーマー コンボイの謎』とか
あのころ「なになにの謎」というのが謎の流行であったのかもしれない。
懐かしい。


ノーラと刻の工房』は、上のポケモンと同じく
こちらがゲーム種類を見誤っているところが問題です。
最初の一周で全要素を開けるゲームなのか、
短くテンポ良く何度も繰り返し遊ぶ種のものなのか。
このゲームの場合、明らかに後者。
私の場合、後者においても前者のように遊ぶ性急種ゆえ、合わない。
未だにどのゲームがなんなのかわかっておらず
遊びたいゲームと違うもの掴んで文句言うとか、
何も学んでいない。まるで成長していない。というより減退。


戦国大戦』は、その後あまり遊んでいないので意見自重。
「蒲原氏徳」の表記を直さないのが
真面目に富士川SAと由比PAの中間的に許せないのもありますが
三国志の方が3戦¥200と、往時1戦¥260くらいだったのが
信じられないようなお値段になっていることもありまして。
無双だと三国より戦国の方が好きなのだけれども。
ちなみに三国志大戦のほうはまだまだ遊んでいます。龍玉を集める程度に。
ゲームセンターまで出かけないと遊べないのがつらい。

ランスクエス

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20110918

RPGとしては前作といえる『ランス6』に比べると、割と普通で期待はずれ。
お話上の肝であるレベルリセットも
目新しいものでないし、またゲームとして必要薄いのも印象悪い。
容量としても物足りなかったかも。
基本的な仕組み部分の設計は相変わらずとても良く出来ているけれども。
パワーアップキットというか補完的なものが出るらしいですが
それだけで未完成品を売りつけたのかと文句でるところですが
それでも出すからにはの内容に、作品としては好きなので期待したい。

グランナイツヒストリー

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20111023

このゲームについては書いた以上のことはないので
別の、同じように微妙な作品についてここでは書きます。
セブンスドラゴン2020』。
RPGとして、基本的な出来はそんなにわるくないのですが
近未来の東京を舞台にするという点で「メガテン」の諸作と比較して
あんまりそうした理由が積極的にないし
プレイヤーキャラは才能はあってもその技能をどこで身につけたのか、
その背景が、2020のつかない前作と同じくまったくない。
舞台設定が魅力薄。
戦闘の3人パーティが3人だから直ちに駄目とは言わないけれど
規模としてそうせざるをえないからそうした、というのでは窮屈である。
人数多いのが良いのでなく、選択肢が幅広いほど魅力的なのでなかろうか。
納期と予算枠ある多人数での共同開発は常に困難なものであろうけれど
だからといって未だにこういう、他と比べて劣っていないにせよ、
明らかに秀でているところも特にない作品があるのは残念である。

トロピコ3

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20111106

かなり前に書いたけれども海の向こうでは
日本から見ると斬新なSLGが沢山あるようなのですが
そういうのは大概PC版しかなくて
家庭用ゲーム機には移植されないことが多い。
このゲームもマイクロソフトが3だけ頑張って引っ張ってきたけれど
売れなかったのだろうか、4はPCでしか出ていないようだし。
といってゲームのためだけにお高いパソコンを買ってくるのもあれである。
財務省の予算許可的に困難である。
オンラインゲームどっぷりなひとなら見境無いのだろうけれど。
私も仕事しないで一日ごろごろゲームしたり読書したりしていたいですが
まあそんなことではトロピコ国でなくとも日本でも
生きていけないから仕方がない。
平和なだけまだましなんである。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード

 http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20111225

さすがに書いて一週間もたっていないものにつけくわえることなし。
加えることはないのですが強調して二度書きはしておきたい。
任天堂に限らず全てのゲームメーカーにお願い致します。
全てのゲームソフトに音量調整と画面調整(色、明るさ)を付けて欲しい。
テレビ側で調整はもちろんできるけれど
同じようにソフト側でもできるはず。
どちらにもついているほうが確実に便利なはず。
必要ではなく、手間はひとつ増えるかもしれないけれど
全ての遊ぶひとにとって在っても良いもののはず。是非御一考下さいませ。




月一以下の更新であるのに読み返すのはやはり面倒。
けれど例年に比べるとあまり書き直したくなるところはなかった感じ。
そろそろ未熟と感じることも出来なくなってきたか
それとも何もかもどうでも良くなってきたか。
新ハードの発表とかで盛り上がっているときも
それについてどうこういうような意欲もない枯れ具合。
でもゲームはしたい。すごくしたい。
これを書いている間にもゲームセンター行って三国志大戦を遊びたい。
眠い目こすってPC見るならふとんにもぐって読書したい。
なにか違うな。


日本的にはいろいろあった2011年も
ようやく終わってくれて良かった良かった。
来年からは少しは反省していままでより幾分でもましに転がっていくよう
日々それなりに努力していきたい。ついでにましになるよう祈る。
2012年、みなさまにとって良い年になりますように。
また来年。