GBA ’04/5/27発売 ¥4,800 任天堂
公式サイト http://metroid.jp/top.html
・メトロイドシリーズ最新作の「ゼロミッション」。
・昨年、’94のSFC版「スーパーメトロイド」以来となる
久しぶりの新作がGC版「プライム(最良の、最初の)」、
GBA版「フュージョン(融合)」と続けて発売されたこのシリーズ。
・どれも高い評価を受けていますが、売り上げのほうはどうなのでしょうか。
・データの祠(http://www5e.biglobe.ne.jp/~hokora/)さんによりますと
・GBA「メトロイド ゼロミッション」国内 39,112本
・GC「メトロイドプライム」開発レトロスタジオ(http://www.retrostudios.com/)
’03/2/28発売 国内 78,021本
海外 1,114,262本
・GBA「メトロイドフュージョン」
’03/2/14発売 国内 155,528本
海外 863,055本
・ちなみに「ゼロミッション」の海外版は国内に先駆け4/8に発売。
・GC版「プライム」は海外製作で
ジャンルもFPS(ファースト・パーソン・シューター、一人称視点シューティング)、
国内では好まれないものの海外では圧倒的な人気を誇る形式をとっている、
などの点を考えても
国内と海外の売り上げの差は圧倒的。
・デザインなどの面でもいかにも海外向き。
・メトロイドシリーズの主戦場は海外にあるといえるでしょう。
実際、「プライム」「フュージョン」とも
ワゴン行きソフトの一つとなってしまっているのが現状。
信頼の任天堂ブランドではありますが
ゲーマー以外にはプレイされないゲームとなっています。
・それはなぜなのか。
見た目のデザインや難しそうなイメージからでしょうか。
・さて本作「ゼロミッション」は初代「メトロイド」(ディスクシステム、’86/8/6)
のリメイクとも言うべき作品。
・惑星ゼーベスに銀河最強のバウンティハンター(賞金稼ぎ)サムス・アランが潜入、
宇宙海賊を撃退、未知の生命体「メトロイド」、
ゼーベスを管理するマザーブレインの破壊を行うミッション。
・本作ではさらに続きとして、ゼーベスからの脱出シナリオも追加されていますが
基本的には同内容の2Dアクションアドベンチャー。
・前作GBA「フュージョン」とほぼ同様のシステム。
・複雑に入り組んだゼーベスの要塞各地にあるアイテムを取得、
様々なアクション能力を得てパワーアップ。
基本的にはSFCまでの「スーパーマリオ」シリーズと同じジャンプアクション。
敵との戦闘は難しくありません。
・むしろ要塞内部の探索こそがメトロイドの本質。
マップを見ながら、次なるステージへの道を求めてさまよい歩く。
行き詰る。どうしても行き止まり。
・しかし必ず活路はあるはず。
・実は深刻なバグがあってクリアできないようになっているに違いない。
他の人はクリアしているが、自分の買ったものだけにバグがあるんだ。
などと思ってみたり。
・引き返し、怪しいところをあたり、探して、
あきらめる直前で、ついに解法を見つけ出す。
それが楽しい。
・ルートがわかっている2周目からは、短時間クリアに挑戦。
長くても4時間弱、最短で2時間以下で1周できる内容なので
集中すれば一気にクリアできます。
・アクション自体は様々な能力を使いこなすシステムながら
よく練り込まれており、スムーズ軽快。
・操作性が悪いから、敵が強すぎるから先に進めないということはなく
自分のウデが試されます。
・初代と比較してグラフィックはもちろん、セーブポイントの増設や
次にいくべき目的地の明示など
より遊びやすく改良され、「メトロイド」世界を十分に楽しめます。
・クリア後に遊べるNES版初代「メトロイド」と比べると
その違いがわかります。難しい。
・より完成された「メトロイド」、「メトロイド ゼロミッション」。
「メトロイド」の面白さは何か。
はっきりとそれを捉えている任天堂の仕事に抜かりはありません。