2004年のまとめ


・年に一度の超大作。一年分のゲームのまとめです。


・いまさら言うまでもないことですが一応申し上げておきますと
 以下は、というよりこのサイトに書かれているのはすべて私の独断と偏見。
 世間的な評価はこうですよ、と書かれていても
 その個別評価を選び出しているのは私の主観。
 これは良いゲーム、と書かれていても駄目なものもあるし、逆もあります。

・ひとりの腰の引けたへたれゲーマーが
 好き勝手思い込みで書いているのがこのサイトです。



・昨年はこちら(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040331)。
 一言で言うとファミコン発売20周年、同時に生産終了の年。


・今年の大きなニュースとしては
 12月 2日 ニンテンドーDS発売
    12日 PSP発売
 と、2つの携帯ゲーム機対決がメインイベント。
 年当初の小出し発表(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040123)から
 E3での公開(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040515)を経て
 年末ほぼ同時期に発売。


・他には、セガとサミーの経営統合http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040523
 くらいしか大きな動きはなかったです。
 逆に今年発売が予定、予想される据え置き次世代機を前にして
 ソフトが大きく充実していたともいえましょう。


・ではいろいろな面から振り返ってみます。

・なおいちいち直接作品のサイトに飛ばずに
 このサイトのページにリンクをはってあるものは
 単に私がものぐさだからです。
 Amazonへのリンク同様、説明簡略化のためとお察しください。

ファミコンミニ」にみる移植とリメイクのありかた

ファミコン20周年なのに
 抽選でファミコンコントローラー調のGBASPを配るだけなのかよう、
 といわれて任天堂も考えたのか
 今年のゲームではずせない話題、「ファミコンミニ」。

 ファミコンミニ公式サイト http://www.nintendo.co.jp/n08/fmk/

・3回にわたって各10タイトル、計30タイトルを発売。
 当時のファミコンソフトをパッケージまで含めてそのままに再現、
 おひとつ¥2,000。
 1回目の「スーパーマリオブラザーズ」は
 いまさらでありながら50万本以上もの売上でした。

・いずれ名だたる名作ソフトであり、第3弾のディスクシステムコレクションなどは
 かなりのマイナー分野もカバー。
 30番目の「ガチャポン戦記」以外の29タイトルすべてがおすすめです。


・他にも昨年に限ったものではありませんが
 セガエイジスシリーズ(http://www.3d-ages.co.jp/lineup.html)の
 「ゲイングランド」や「アフターバーナー2」、
 ようやくもまともなリメイク「FF1・2」(ASIN:B00029RW0A
 初代メトロイドリメイク「メトロイドゼロミッション」(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040619
 PS2版「ドラゴンクエスト5」(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040421
 さらには「ゲームボーイウォーズアドバンス1+2」なども見逃せない作品。 

・ちなみに駄目なほうもいろいろありますが無視。


・ここで注目は、昔のゲームをいま発売するに際して
 当時を忠実に再現すべきなのか、それとも新しく手を加えるべきなのか、
 ということ。

・これはもう、あらゆる移植リメイクタイトルに
 それこそ20年前から付きまとう問題です。
 元からのファンはここが違うと文句を言い、新しいファンはここが古いと文句を言う。
 どちらが正しいのか。
 様々な試行錯誤が繰り返されるセガエイジス各タイトルの評価は
 それこそまっぷたつ。絶対の正解はなさそうです。

・そのままに移植された「ファミコンミニシリーズ」。
 それは正解だったのか、そもそも正解とは、誰にとっての正しいなのか。
 元から良いソフトなのだから手を加えない「ファミコンミニ」、
 「ドラクエ5」のようにさらにより良いものにする。
 どちらも市場に、マニアにも評価されています。

・新旧両方いれてもそれなりに文句はでるようです。
 想い入れに訴求する作品はげに難しきか、でございます。


同人ゲーム、フリーソフトも無視できず

・商業作品、同人作品、その間には質の違いはあっても区別はない。
 ようは面白いゲームなら何でも良いのです。
 もちろん違法品は論外です。


・’04年、同人ゲームにおいて大きな話題となった作品
 「ひぐらしのなく頃に」(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041019)。
 最近のアドベンチャーゲーム、ノベルゲーム、いわゆるギャルゲーを
 ほとんど遊ばない私が言うのも無理あることですが
 「ひぐらし」は充分に遊ぶ、読む価値あるノベル作品でした。
 ゲームかどうかはともかくとしても。

・ついでにゲームでないということならばこちら。
 「和風Wizardry純情派」(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040923)、
 純たる小説ですが
 「現代日本で「ウィザードリー」」を成立させる力量、その面白さ。
 市販の小説にも決して劣らぬ作品。ゲーマーならば必読の名作です。


・話題をもどして
 同人ゲームといえども市販作品に劣らないものも中にはあるということ。
 
・3年連続、そしておそらく今年も新作が出るであろう弾幕STG「東方」シリーズ。
 最新作「東方永夜抄」は、どの面から見ても商業レベルの実力、
 いや、比して一流を冠せられるべき作品です。
 「上海アリス幻楽団」はCAVE(http://www.cave.co.jp/top.html)と並び立つ
 STGブランドと言って何のさしつかえもありません。
 (一応関連;http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040918#p1

・そして年末に完成公開されたフリーゲーム
 「洞窟物語」(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041226)。
 無料でこのような作品を遊ばせて頂いて良いのでしょうか。
 素晴らしい傑作です。


・「ひぐらし」「東方」「洞窟物語」などを遊んでみたあとに
 同人作品だからという区別など、本当に無意味です。
 ゲーム好きにとってゲームの価値は、面白いかどうか。
 作るための労力も対価も才能も無関係。
 面白いゲームを面白いと言うだけなのです。


・「洞窟物語」には是非対価を払いたいです。
 ネット上の優れたフリーゲーム、また価値あるサイトにも対価を払いたい。
 けれどシェアウェアには手を出さない矛盾。お金が絡むと難しいです。
 
・やはり全体にみれば同人ゲームは質が高いとは言えず
 よほどでなければ手は出せない。
 けれど確実に面白い作品はあるのです。



・同人、フリーゲームは短いもの、粗のあるものも多いですが
 市販にはない新しさが多くにあります。そこが大きな魅力。

・STGですと
 「RADIOZONDE」(らじおぞんでhttp://wls.hp.infoseek.co.jp/
 「EveryExtend」http://nagoya.cool.ne.jp/o_mega/product/e2.html
 「ウィザーズスター2nd」(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041113#p2
 など。
 他にも以下のサイトなどをご参考にどうぞ。
 フリーソフトで面白いゲーム まとめページ http://www.frgm.org/
 フリーソフト超激辛ゲームレビューhttp://uehashi.s20.xrea.com/
 夢現 http://freegame.on.arena.ne.jp/


・ちなみにPCでのゲーム用コントローラーはこちらがお薦めです。
 エレコムゲームパッドコンバータ ASIN:B00008B3NI
 http://www2.elecom.co.jp/peripheral/gamepad/converter/index.asp
 PSデュアルショックの接続コンバーター
 安価ですし、PC販売店であればたいがい店頭に在庫があるかと思います。
 PS2を持っていないかたもいますまい。

・これでホリのアーケードスティックで「東方」アーケード化に備えても良し。
 そんな夢みていないでおれはこのクールなパッドを選ぶぜ、と
 PS2用セガサターンパッド(ASIN:B00084UYWM)をつなげるも、また良しでございます。


安定シリーズゲーム

・シリーズゲームは良くない。もっと新しいゲームを。
 という声がゲームを憂うからがたから聞かれます。

・なるほど、
 いつまでも同じゲームで見た目変えただけならそれこそ同じゲームです。
 飽きます。困ります。
 しかし、だからシリーズものが良くないということにはなりません。
 面白ければそれで良い。
 面白いかどうか。まったく同じゲームならば飽きて面白くなくなるのであって
 シリーズゲームはまったく同じゲームである、というのは違うはず。


・’04年は特に、開発におけるハード機能理解の成熟からか
 大作シリーズものの安定感が目につきました。

・「エースコンバット5」「グランツーリスモ4」「メタルギアソリッド3」、
 「ファイアーエムブレム」「ポケットモンスター」「ゼルダの伝説」、
 「ピクミン2」「戦国無双」も間違いなくシリーズ、続編ものの範疇。
 「ヘイロー2」「バイスシティ」「ビューティフルジョー2」。
 そして「逆転裁判3」。あるいは「グラディウス5」、「リッジレーサーズ」。
 最期に「ドラゴンクエスト8」。

・どれもが前作を踏まえ、より良いものにすべく磨き上げられた作品。
 そのゲームはどこが優れていたのか、次はどう作り上げるべきか。
 面白いところはどこなのかをわかっていて、それをより拡張したもの。
 だから面白い。 


・けれど駄目なものもある。
 何もないところから新しく作るよりも
 何を作ればよいのか、どうすれば面白くなるのか
 明確なはず。わかっているはずなのに。ひとたび完成しているのだから。

・作るほうと、そのシリーズを好きなひととの間には
 どちらも面白いゲームを求めているのに
 どこが面白いのかのずれがあるのでしょう。


・遊ぶひとが求めるのは、前作までと同じように、それ以上に面白いもの。
 それでいて新しいもの。
 今まで遊んでいて良かった、これからも遊ぼうと思わせるもの。

・作るひとも新しいもの、前以上に面白いものを求める。
 同じものではなく面白いもの。前を超えて新しいもの。
 けれど前作を超えることができなければ
 新しい挑戦は保守的で何もかわらないゲームにも劣ってしまう。

・だからシリーズものは前と違い常に新しくあるよう作られ
 その新しさが受け入れられなければ批判され
 新しくなければ変わっていないと評価されず
 新しい面白さを生み出して、面白くて初めて賞賛される。


・まことに難儀です。
 けれど今のゲームが昔のゲームに比べて、明らかに優れているのがそこです。
 土台となる面白さ、こうすれば確実に良くなるという作法の蓄積。

・今のゲームはつまらない。目新しさがない。
 それも間違ってはいないけれども
 本当に駄目なゲームが少なく
 期待のシリーズ最新作がしっかり普通に面白いといえるのは
 とても当たり前だけれど、素晴らしいことでしょう。


果てしなく続く大人の世界のオンラインゲーム

アーケードゲームはどうだったでしょうか。
 
・「バーチャ4ファイナルチュ−ンド」「鉄拳5」。
 10年これで食べていける、と鈴木裕さんが評して11年。
 どちらも磨かれ完成されて充分に面白いですけれども
 対戦格闘はもう主流とはいえません。
 
・他のジャンルもさびしいもの。「アウトラン2」くらいが目立つところ。
 もはや家庭用機との性能差がないのだから
 「ビートマニア」などの筐体を活かしたもの、
 あるいは麻雀などの定番ものしか成り立たない。


・「WCCF」「Quest of D」「クイズマジックアカデミー2」。
 オンラインでの対戦。そしてトレーディングカードによる蓄積。
 これらのありかたは
 メダルゲームに分類される「モンスターゲート」などとの境が曖昧。
 けれどこれが、現在の主力のかたちと言えるでしょう。

・常に更新されどこまでも極めつくせない戦い。
 オンライン対人戦での多彩な展開。
 時間とお金もかかる、大人のゲームアミューズメント。


・家庭用機のオンラインゲームはどうか。
 「FF11」を初めとしたオンラインRPGは長く長く続きます。
 膨大な時間。ひとつのゲームの占有時間の長さ。
 代わる新しいものはなかなか生まれません。
 そこには何も変わらない永遠の世界がある。

・これらのゲームはリアルマネートレードの問題に見られるように
 膨大なゲーム時間の蓄積が、主客転倒、ゲーム自体の価値をも超えるものになっています。 
 それは本当に面白い。20年前に語られていた夢の世界の現実化。
 ひたすらに手間と時間とお金を掛けて獲得するゲーム世界の中の価値。 
 実に良く出来ています。


・そしてそれは、パチンコとその隣のメダルゲームの、隣にくるものなのでしょう。
 古くからあり、またゲームがようやくたどり着いた場所。
 例えばカジノが合法化されるならば
 そこでゲームはどのように変わっていくのでしょうか。


ゲーム操作が変わるとき

・2003年の話題として「剣神ドラゴンクエスト」(ASIN:B0000AKGO8)がありました。
 これは半ば以上おもちゃの範疇でしたけれども
 ’01年の「コロコロカービィ」(ASIN:B00005OVDM)の傾きセンサーに始まり
 回転センサー付きの「まわるメイドインワリオ」(ASIN:B0002TY15Y)、
 あるいは「ドンキーコンガ」付属の手拍子感知のタルコンガを用いた
 「ドンキーコング ジャングルビート」(ASIN:B0002OVBNY)。

・「ビートマニア」など、アーケード筐体特殊コントローラーのアイデア
 家庭用機にも積極的に用いようという試み。
 そしてその代表がニンテンドーDSのタッチパネルでしょう。 


・「太鼓の達人」はヒットしました。
 けれど「EyeToy : Play」(ASIN: B00015BG4S)はかなり無残な結果。
 「剣神」や「ジャングルビート」は、それこそ大人がやるのはかなり大変。
 とても疲れます。いろいろな意味で。


・DSのタッチパネルは
 従来「電車でGO」のようにそのソフト専用であった特殊コントローラーを
 あえて現在スタンダードのコントロールバイス
 十字キー、アナログコントローラーのそばの、ゲームの真中に置いたもの。
 それに代わることを目指すものです。

・けれど、GBAと並存し「バンドブラザーズ」のように使用しないものもあり
 また、スタイラスペンを変えると操作性が良くなるお話(http://planetmeteos.com/hisoka/p71.html
 などをみるに、まだまだ未完成、試行段階なのかもしれません。

ゲームコントローラーはこれまでも少しずつ変わってきたように
 これからもより良いものを求めてかわっていくことでしょう。
 DSはその転換点となるのか。今後の作品に期待です。


携帯対戦ゲーム

・最期に、見逃せないのがコネクティビティ、
 無線LAN(ローカルエリアネットワーク)を活かした対戦ゲーム。


・’03年に任天堂がおまけでくばった「パックマンVS.」(http://www.nintendo.co.jp/ngc/pacman/)。
 そしてその発展にして任天堂らしく早くも完成形、
 「ゼルダの伝説 4つの剣+」(ASIN:B0001BTUIG)。
 ゼルダ姫、もといえーと、とにかく喋る「ゼルダ」というどうでも良いところにも驚くほどに
 とにかく凄い作品です。
 多人数で遊ぶゲームの面白さ。
 「桃鉄」「いたスト」などの順番待ちはなく
 アクションとしての腕の差も大きくなく
 協力裏切りの駆引きの楽しさ。

・「マリオブラザーズ」が最高の対戦ゲームであったことを
 「スマブラ」が再確認させてくれましたが
 それを4人で、4人で「ゼルダ」をやるだけで、こうも面白くなるとは。
 任天堂甚だしく恐るべし。

・欠点はもちろん、1人で遊んでも面白くないところ。
 4台のGBAと通信ケーブルがなければ意味がないところ。
 大人にとっては致命的。
 私も1回しか楽しんでいないのでコストベネフィットは最悪です。


・ところがDSとPSPは無線で、何人でも対戦できます。
 ソフト1つあればダウンロード対戦。一気にお手軽に。
 携帯機の持ち運びはこのためにあったのかと「リッジレーサーズ」で思った次第。

・今後多くのゲームがこの機能を標準で搭載してくるでしょう。
 追加の手間費用なしで、本体とソフトひとつでどこでも対戦できる。
 「4つの剣+」を超えるソフトが出てくるのも遠いことではないはずです。




・次に売上をみてみます。例によって以下のサイトを参照。
 zoocar's page テレビゲームデータ集 2004年テレビゲーム売り上げTOP100
  http://zoocar.cool.ne.jp/data/rank04.htm
 マルガの湖畔 ranking2004
  http://homepage3.nifty.com/TAKU64/rank2004.htm

・目に付くのが90万本以上にも達した「実践パチスロ必勝法!北斗の拳」(ASIN:B0001MMDD4)。
 その名の通りパチスロシミュレーター。
 パチンコ景品での数も加えればいったいどれだけの数が出たのでしょう。
 さすが30兆円産業。

・「ダービースタリオン04」60万本。ところが評判は散々です
 PlayStation mk2 http://kyoichi.mods.jp/ps2/soft_04/slg/dabisuta04.html
 Amazonでも低評価。
 良評価の「ウイニングポスト6」は3万本。
 そこそこの評価の「ダビつく3」は2万本。
 良いゲームが売れるとは限らない、を地で行く展開。

任天堂は手堅い感じ。
 「カービィ」60万本「ピクミン2」50万本
 「マリオパーティ6」「ペーパーマリオ」それぞれ40万本。
 とても面白みのないところでございましょうか。

・「モンスターハンター」30万本。
 かならずしも全員がオンラインにつないでいないとしても、新作として充分な売上です。


・そしてここに載っていない多くは10万本以下。
 「コンティニュー」はおおかた100位以内、「ユーゲー」は大概それ以下。
 ゲーマーの話題にのぼるのも、大概後者でございます。
 ゲーマーの口コミ宣伝力など小さなものでありますことよ。


・去年と違っておおむね妥当な売上である、
 と思うのは私がすれたゲーマーになってきた証拠でしょうか。



・お次は個人的ベストゲーム。
 輪を掛けて個人的好みの世界です。良し悪しでなく好き嫌いが評価の基準。


・私の好きなソフトは完璧な完全な完成された欠点のないソフト。

・例えば
 RPG「天外魔境2」(PCE)http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040508
 SLG「外伝アスカ」http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040218#p1
 アクション「プリンスオブペルシャhttp://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20040904#p1
 アクションパズルソロモンの鍵http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20050131#p2

・これらのソフトは本当に完璧です。欠点がない。
 何十年経って遊んでもやはり素晴らしく面白いことを疑いません。


・そして今年その完璧ゲームが発売されました。
 それは「ゲームボーイウォーズアドバンス1+2」(ASIN:B00068WKJ0)。
 完璧。このゲーム完璧です。かんぺきなものにことばはいらない。


・その他楽しんだ作品は以下。


・STG「東方妖々夢

・去年と同じです。良いのでしょうかそんなことで。
 「永夜抄」も「グラディウス5」ももちろん十分に遊びました。
 しかし、好き、という範疇でみれば「妖々夢」が一番好きです。

・それは敵の配置パターン、弾幕パターン。SLGでいうならマップ構成。
 これで1番好きなのが「シルバーガン」ですが
 「妖々夢」は地上ものあたり判定がない中では最高に好きです。
 自機種類が6種と豊富なので飽きないのも大きい。

・ノーマルくらいのゆるさで
 画面上半分にいかずに下のほうでへろへろしているのがたまらなく良いです。


・アクション「洞窟物語

・本当は2位。1位は「時間の砂」の初代ペルシャ。ああもう最高。完璧。

・「洞窟物語」は’03年の「アトム」と同様の古き良きアクション。
 操作性、成長性、パターン化、細かいギミック、敵配置と能力設定の妙。
 そしてストーリーの良さ。登場したのが年末であることさえ同じ。
 ひょっとして今年の年末も同じように良いゲームが出るのかも。

フリーゲームです。このサイトを読むくらいなら遊びましょう。


・発売が’03年なので次点として挙げておきたいのが
 ワゴンソフト「Kunoichi」(ASIN:B0000CE7IB)。
 まずは公式サイトのタイムアタックコンテストをご覧ください。
 http://kunoichi.jp/timeattack.html(「優勝者発表」のところをクリック)。
 3Dになってカメラが悪いとか難しすぎるとか意見がありますが
 当たりまえですそんなこと。だから良いのです。

・ついでに素薔薇しいムービー仲間でこちら。
 「爆走マウンテンバイカーズ」(ASIN:B0001TXSB8
 http://www.playstation.jp/scej/title/mtb/movies.html
 いろいろ粗の目立つのが残念ですが
 完成度があがってくれば素晴らしいゲームになるでしょう。
 というか「バーンアウト」はもうおなかいっぱいなので
 エレクトロニック・アーツは権利を買い取って
 クライテリオンにこちらを作らせるべきだと思います。


・RPG「ドラゴンクエスト5」

・すごく無難です。「ドラクエ」はもちろん新作も遊ぶ価値ある作品ですけれど
 完成度が高いものが好きな私としては、リメイク版のほうがやはり好きです。
 「6」「7」「8」も早くリメイクお願いします。

・そういう線で最高のRPGメーカーはレベル5でなく
 マトリックスhttp://www.matrixsoft.co.jp/)。
 「トルネコ」も良いです。「アスカ」には遠く及ばないのですが。




・では最期に。


・このサイトは
 思ったことを忘れっぽい脳の代替として書き留めているもの。
 趣味と自己満足のためのもの。

・その趣味とはゲーマーと称するだけにゲーム。
 けれどへたれと付くように
 ゲームを眺めてみている、
 ひとが遊んでいるのをみることではなく、
 それは、ゲームというとても面白いものへの関心興味。
 遊ぶことよりゲームを外からも内からもみているほうに意欲が強い、
 腰のひけたゲーマーです。


・ゲームはみていてとても面白いのです。
 絵画、音楽、小説、演劇、映画、ドラマ、マンガ、アニメ。
 有限で無意味な人生、いつか終わるまでのひまつぶしでしかない毎日にあって
 様々な、自分でない誰かをみることができる情報娯楽。

・なかでもゲームは、それぞれが「新しいしくみ」を持っている。
 そのありかたは、ひとの多様構成層を切り取り表現する他の各メディアにない、
 多様な価値観の集合から作り出される工業芸術。


・そして、もうひとつ面白いのがネットです。
 ネットの価値は、今はまだ不十分でこれからどうなるのかもわかりませんけれども
 一般に価値を持たない情報への閾値がとても低いこと。

・ネットの情報のほとんどすべては、ほとんどすべてのひとにとって無価値です。
 けれど検索エンジンハイパーテキストによりそれはつながりあう。

・誰もが誰にも自分の価値を広言できる。そしてそれがつながり得る。
 それは本当に素晴らしい、技術による情報流通の革命です。


・そう、そこでは私の自己満足の価値観にも、興味を示してくれる他の価値観がある。
 サイトにリンクを頂く喜びはそれです。




・昨年の「2003年のまとめ」にあるサイトからリンクを頂きました。
 「ゲームに対するスタンスに近しいものがある」。そのコメントと供に。

・とすれば私にとってもそのサイトは興味が多大にあり
 そしてまったく同じでないからこそ面白い。
 そのサイトが「A.B.」(http://ab.txt-nifty.com/)です。


・そしてちょうど折りよく1年365日後。
 私も1年の感謝をこめて、リンクをはらせていただき
 この長い項を終わります。
   
 AB2 http://ab2.blog6.fc2.com/ 
 AB2//MEMOPAD http://blog.goo.ne.jp/ab_2/ 


・ab2さん。これからもよろしく。
 そしてこのサイトを見ていただいているみなさま。
 リンクしていただいたサイト。
 コメントしてくださった方々。ありがとうございます。