太田出版 2/13発売 ¥950
公式サイト http://www.ohtabooks.com/continue/index.shtml
・発売から2週間。そろそろネタバレしていいでしょうか。
・巻頭特集は「GAME OF the YEAR 2003」。
恒例のベストゲーム、駄目ゲームそれぞれ10本。
・ライターの皆さんが各自お勧めゲームを持ち寄り
座談会形式でランキングを決める独自方式。
そのため順位は上位を除いて
割とその場の勢いで決まるようです。
・今回のランキングは
「地球防衛軍」「メイド イン ワリオ」「ガチャフォース」がベスト3、
以下「もじぴったんアドバンス」「ビューティフルジョー」「マンハント」
「ニードフォースピードUD」「侍道2」「ヴィーナス&ヴレイブス」
「エゥーゴVSティターンズ」「怒首領蜂大往生」など。
・かなりマニア向けのゲームが多いです。
例えば2ch 家庭用ゲーム板のスレッド
【BGoY】今年一番面白かったゲームは?【2003】
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1071141716/
などに近い感じ。
・特にロックスターゲームズの「マンハント」など
18歳以上推奨でも国内版発売は難しいのでは。
(参考 ゲームオンライン http://gameonline.jp/soft/ps2/manhunt/)
ロックスターの社長は「ブラックジョーク&ホラーサスペンス」
とか言っているようですが。ちょっとやりすぎかも。
・1位の「地球防衛軍」は値段の勝利。
開発のサンドロット(http://www.sandlot.jp/)の前作
「ギガンティックドライブ」とは評価がまったく違います。
¥2,000だからこその面白さ、シンプルな良さがいい方に出た例。
またゲームエンジンの使いまわしがプラスに働いた例ともいえます。
・シンプルで面白い。そして安い。
このゲームと比較されると
普通に面白いだけ、のゲームはつらいところ。
・ちなみに「シンプル2000シリーズ THE 地球防衛軍」(http://www.d3p.co.jp)
であって、「有限会社 地球防衛軍」ではありません。
こちらはSLG。実はそれなりに面白いし¥1,500なので
間違えて買ってしまってもいいかもしれません。
開発はジャパンアートメディア(http://www.jam1989.co.jp/)ESP関連。
またマイナーな。
・「もじぴったん」はライター選定だからこその順位でしょうか。
正解が多数あるクロスワードパズル。
ことば好きにはたまらないゲーム。
なかなか忙しいゲームで、後少しで埋まるというときに
言葉に詰まって頭を抱えます。ああボキャブラリー。
・内容とは関係ないのですが
パッケージのやくみつるさんのイラストはちょっとどうかと。
ゲームをやらない人に進められても。
公式サイト http://www.namco-ch.net/mojipittan/index.html
ゲームウォッチレビュー http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20030108/moji.htm
・「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド」
国内では無名ですが
アメリカでは2003年最高の売上を挙げている
エレクトロニック・アーツのRCG(レーシングゲーム)、
ニードフォーシリーズの最新作。
・上の2chのスレッドでも「SSX3」と並んで
高く評価されている「洋ゲー」です。
速さの気持ちよさ、というと国内はF−ZERO、海外ではワイプアウト、
ではなく、今やこのシリーズ。
本作も走りの気持ちよさが追求されています。
公式サイト http://www.japan.ea.com/teaser.phtml?ProductCode=ESPD-7060
ゲームウォッチレビューhttp://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20040122/speed.htm
・駄目ゲームの方で目を引くのは、
・「カンブリアンQTS」 公式サイト http://qts.jp/
ヒロインが5億3千万年前に存在したカンブリア帝国」最後の皇女。
年齢5億3千万飛んで17歳。幼生態時の姿がなんとも……。
あさりよしとおさんの「細腕三畳紀」のグロテスクさに近いものが。
・「炎多留 魂」 公式サイト http://www.d3p.co.jp/s_20/s20_038.html
PCの激しく18禁なゲームのPS2移植版。
漢のためのバイブル。キャストの声優さんは全員男性。
女性はお断り、子供もお断り。PC版はもうものすごいことに。
・「くまうた」 公式サイト http://www.playstation.jp/scej/title/kumauta/
いかにもSCEらしい実験的な作品。
プレイヤーが組み合わせて作った歌詞を
なぜか「くま」が演歌調に歌い上げます。
音声合成なのでどんな歌詞でも熱唱。
なぜゆえに「くま」なのか。
・このような特定の層を狙い打つゲームたち。
それはそれで凄いです。
トラウマになってしまいそうな激しさです。
・第2特集 「燃えろ!!プロ野球」を創った男。ヘクトの関雅行氏。
・ジャレコがジャパンレジャーコーポレーションだったころからのお話や
ファミコン参入時の6社協定、「じゃじゃ丸」と「忍者くん」の関係、
ヘクト設立後のお話など。
SFCの隠れ名作「イーハトーヴォ物語」もヘクトですし
業界黎明期の立役者のお一人ですね。
・私も「アーガス」「エクセリオン」買いました。
騙されましたか。
・第3特集 桜井政博氏インタビュー
・昨年HAL研究所を退社した桜井氏。熱く語っておられます。
カービイ、スマブラなど実績を挙げているだけに
理詰めでゲームについて語る内容もうなづけます。
・今後は様々なゲームのアドバイザーのような形をとっていくようですが
「桜井政博 監修」が売り文句になったりするのでしょうか。