プレイヤーが成長するゲーム

・mukasihansiさんからは、このサイトとモニさんのサイトを見たうえで
 メールで以下のようなご意見をいただきました。
 長文ですが、ご本人の了解の上、転載します。

・「アスカ」は完成されている。
  意訳;ゲームシステムの一つ「ローグ」。
     「ローグ」というゲームシステム自体の面白さを追求したのが「アスカ」。
     変に捻らずに小技を使わず切磋研鑽して
     「ローグ」の王道とも言うべきものを作った。

     ローグシステムは「アスカ」でやれることはやりつくした。
     だから「アスカ」はローグの完成型といえるだろう。
 
 ここまでは両者同意見。

 「へたれゲーマー駄文」
  システムが完成してしまえば、後はヴァリエーション・パターン認識しかない。
  同じ状況・同じ対応・同じ結果ならば何時かは飽きが来る。
 
 「鳴かぬなら 俺が鳴きますからもう許してください」
  1000回遊べるゲームならば1000回遊ばなければ
  そのゲームと真に向き合ってるとは言えないだろう。
  その1回1回が同じものでありまた異なるものなのだ。
  なぜならばゲーム自体は変化していないが
  ゲームをする主体自身(私)が変化しているから。


・「反復」の価値について

 世界中を旅して回ることと、
 ヒトトコロに留まり昨日と変わらない今日、今日と変わらない明日を過ごす事。
 今日も明日も昨日も同じ景色を見続ける事。
 どちらが価値のあることかと誰が言える訳でもない。

・「『風来のシレン』はプレイヤー自身のレベルが上がるゲームである。」
 ということを教えてくれたこと。

プレイヤー自身が変化する、成長するということ。
私がゲームをあまりやらないのはコレですね。
ゲーム内でどれだけレベルを上げても
ただそれだけで後にはなにも残らない。
そのゲームをやる腕はあがっても何にも意味がない。


ガンパレードマーチ」はその辺をうまく利用していたので
つい騙されてしまいました
プレイヤーが主人公に寄生して操作するというシナリオを立て、
ゲームに慣れるのに従い
戦闘の錬度、他キャラとの対人?関系等を
「うまくやれる」様になっていく。

主人公にはレベルというものがなく
スタート当初からなんら変化がないように見える。
だからその功績はプレイヤー自身が行った結果であり
プレイヤーの錬度、そして成長こそが
ゲーム内で賞賛されることとなる。
この賞賛が、トカゲ゛から龍に変わった。英雄だ。などとかなり大げさなもので
またシナリオが現実世界から別の世界への介入という形であり
別の世界を救っているという錯覚をもたらし
プレイヤー自身のレベルが上がる事に意味を持たせている。


電源を落とせば、自分は何一つ成し遂げてはいないのだけれど。

・「反復の価値」。
 なるほど。
 ゲームで言うならば、毎日同じようにゲームを遊ぶこと。
 飽きる飽きない、ではなく、ゲーム遊ぶことを楽しんでいるかが大切だということ。
 みんなの話題についていくために遊ぶのか、
 自分が楽しむために遊ぶのか。


・「プレイヤー自身に変化をもたらし、成長させるゲーム。」
 ゲームを遊ぶとき、それに何を求めるのか。
 暇つぶしなのか、勉強のためか、出した値段の元を取るためか。
 

・ゲームをやらない人。いくらでもいます。
 それはゲームがつまらないから、ついていけないからではなく、興味がないから。
 良く分かります。興味のないものは、いくらでもあります。
 興味のないものに時間を割くことは無駄でしょう。
 ではゲーム好きはゲームに何を求めているのか。
 なぜゲームをするのか。
 それはゲームに興味があるからで
 ゲームが面白いからです。
 なぜ面白いのか。
 それはきっと自分が成長するからではなく、
 言葉にはできないけど、言葉にして、好きな人どうしでしゃべりあう、その感じ。


・さまざまな自分の思ったことをネットに乗せてみると
 つながって、反応があって、自分の意見が別の面から見えてくる。
 それはとても面白いものです。 
 
・お二人とも、ご意見ありがとうございました。