ゲームの適正価格


・『FF12』と平行してここ毎日『三国志大戦』遊ぶためゲームセンター通っておりました。
 1日\2,000で1時間半程度。帰ってメモをまとめながら復習。
 明日はどういうデッキにしようかとカード床に広げてにやにや。
 そしてその後『FF12』。睡眠時間削って半ば夢の中。
 ふと気が付けば「ウイルス(最大HPが減少する状態異常)」受けて壊滅状態。
 楽しい。楽しすぎる。


・しかし。
 睡眠時間はまあ良いのですが、お金があっというまになくなります。
 お金がないとゲームできない。困った。どうしよう。



・ゲームセンター行ったらば、他にも『クイズマジックアカデミー』や\50STG、
 最近では『ドルアーガオンライン』などいろいろ遊んでいるのですが
 やはり『三国志大戦』に貢ぐ金額大。気が付けば数万円単位。
 お金がなくなるわけであります。

・誰に強制されているわけでもないことに、何万円とお金を払うのはなぜか。
 それは、そのゲームを1回遊ぶとき払わなけらばならないお金が
 遊んで得られる楽しさに対し、安いから。適正だから。
 払った金額分以上に楽しめるから。

・そしてその1回だけでなく、その次も、そして次の日もまた次もコイン1個入れるのは
 今まで払った金額全部が、そのゲームの面白さ、そのゲームの価値に対して
 決して多すぎることはないと自分が判断しているからです。

・負けて熱くなり思わず連コインしてしまう場合も有りますけれども。
 ちなみにゲームセンターで遊ぶに投入するお金はコインといいます。
 なぜか不明。慣習法。


・『FF12』を\7,000で買ってきて100時間遊ぶ。
 実に面白い。けれどだからといって追加でお金は払わない。
 『三国志大戦』はその度\300、総計何万円と払い、累計数十時間遊ぶ。
 どちらが面白いか、どちらも面白いのですけれども
 ゲームを作っているひとにとって見れば『三国志大戦』の方が儲かる。
 遊ぶ方にして見れば安い『FF12』の方が良いに決まっている。

・そこがゲームセンターのゲームと家で遊ぶゲームの違い。
 アーケードゲームが家庭用ゲームの何倍も面白いわけではない。
 家庭用ゲームは少ない金額でいつまでも遊ぶことができる。
 けれど、ではなぜアーケードゲームが存在してゲームセンターが潰れずあるのか。


・それはアーケードでしか実現できないゲームがあるから、ですが
 遊びたいだけお金を払う、という仕組みであるからです。

・そのゲームの適正価格。
 遊び手にとって皆平均\7,000でなく、このゲームは\100で充分、あれは\4,000、
 そしてこれは数万円つぎ込んでもまったく惜しくない、と。
 家庭用ゲームより圧倒的に短い時間しか遊べないのに、何倍ものお金を出す価値あると。
 払いたいだけお金を払えば良い仕組み。

・学生で遊びに使えるお金が限られているひとにとって
 この仕組みは、高い壁と成ること多い。入り口狭いは間違いない。
 けれど、自分にとって面白くないと買った後気付いても
 お金が戻らない家庭用ゲームの他に
 自分が適正と思う分だけ、お金払える仕組みのゲームもあるべきなのです。
 全てのゲームがそうあると多分困りますけれども。


・そのゲームの適正価格は幾らか。
 全体としてそれは市場価格より高い。払う金額以上に面白いゲームは多い。
 『FF12』には\7,000以上払いたい。
 同人フリーゲームの『洞窟物語』(http://d.hatena.ne.jp/kodamatsukimi/20041226)は
 製作者の方に是非対価払いたい。
 『三国志大戦』、お金が許すならばいつまでも遊んでいたい。

・アーケードでなく家庭用ゲームがほとんどであるのは
 消費者、市場が望む必然であるからですが
 それで作り手も潰れず質を上げ続けて回っている現状であれば
 結果としてゲームは
 ゲーム好きにとって適正価格以上に安く済む、素晴らしい娯楽なのであります。


・『三国志大戦』はアーケードでしか遊べない仕組みのゲーム。
 だからお金がなければ遊べない。というわけでしばらく遊べないですが
 何万円払った後でも、実に悔しい名残惜しいであります。

・遊び手はゲームに値段を付けられない。
 適正価格が幾らか、値段以上に高ければ想像することもない。
 実に勉強になりました。
 何万円払っても足りぬ面白いゲームに、この世の中溢れているのだと。