2008年の目標を書初めに


・新年あけおめことしもよろしくなにとぞよしなにお願いいたします。


・さてさてこのサイトも5周年なのです。なのでございます。
 4年分しか書いていないのに、5を冠した数字で祝うのは何か違う気もいたします。
 が、というわけで、5周年かつ4年経過を記念いたしまして特別に、
 何も思いつかないので何もしませんが
 新年一回目の今回は、今年一年の展望のような形でひとつ。



・さて、今年の目標、当面第一は、財務省との予算折衝を果たして
 Wiiを買うことでございます。PS3もいずれ買わねばですね。


・昨年2007年は、360とDSとPSPはぼちぼち、PS2がそろそろ終了、WiiPS3はこれからだ、
 という感じでありました。個人的観測としましては。
 なぜに世間で大評判のWiiを買わなかったかというと
 前半は割と品切れぎみだったから、というわけではもちろんなくて
 これといってこれというあれがなかったからです。遊びたいゲームがない。
 『バイオ5』『Wiiスポーツ』『カドゥケウス』、そして『マリオギャラクシー』。
 現在でもこれくらい。視野が狭いアンテナ低いでございます。


Wiiに、遊んでいないひとが現在期待するところは
 例のリモコンコントローラー唯ひとつ。
 バーチャルコンソールはもちろん大変結構であります。
 『罪と罰』が64引っ張り出してこなくても遊べるのは素晴らしい。
 SFCのあれやPCエンジンのそれやメガドライブのそれまで。
 まったく文句ありません。
 どんどん充実して、今後新ハードが出ても引き続きいつまでも続けていただきたい。

・けれど実際遊ぶかというと、評判聞いていながら遊んていなかったものの他、
 つまり既に持っていたり遊んだことがあったりするものは
 『罪と罰』ですら、たぶんおそらくあまり遊びません。
 新作を追いかけるので精一杯。

・既に面白さのわかっているものに留まる必要というのは
 例えばそれこそPC起ち上がっていれば即起動できる『東方』シリーズで充分なのです。
 『東方』が優れているからではなく、ゲームに求めている幾分か、
 単純に意のまま操作して結果が判定されるゲームから得られる楽しさは、
 そこで解消できるのです。回収できるのです。味わえるのです。
 Wiiが常にそこにあるならバーチャルコンソールでも代替可能。
 けれどテレビゲームとPCの用途による違いが、厳然としてそこにあるわけです。



・遊んだことがないものについては書けないので、Wiiのリモコンコントローラーが
 どんな感じであるべくあって欲しいのか、とかはわからないのですが
 『マリオギャラクシー』には3Dアクションの最先端最新作としての期待がかかっております。
 逆に言うとこれくらいにしか掛ける対象がないのですが。
 ちなみにDSのタッチパネルによるアクションも、やや無駄な例が見受けられながらも
 当初の期待は充分に応えていると見る次第。


・10年と少し前から、ゲームでは3Dが導入されております。
 けれどその使い方は今のところみため。
 見た目は3Dであるけれど操作は2Dの昔と変わっていないものも沢山ある、
 というと違って、変わらなくてはいけないわけではもちろんなく
 それがあっているならそれで良いのですが
 3Dの立体空間を自由自在に駆け回る、というのはこれという決定版がいまだにない、
 という認識であるわけです。

・レースゲーム。銃を撃つゲーム。飛行機で飛び回るゲーム。空を飛べる格闘ゲーム
 『エースコンバット』でも『スカイガンナー』でも『ナイツ』でも、微妙に違う。
 『ガンヴァルキリー』や『チェインダイブ』や『くのいち』でもやはり違う。
 せっかく3D空間があるのだから、それを自在に動き回るアクションゲームを遊びたい。
 平面の画面から覗き込んでも、立体世界にいる感じを得られるゲームはないものか。
 ジャンプしたとき補正がなく、攻撃した時にどこまでも届くわけではなく
 後ろから殴りかかられても、気配を感じて避けられるような、3Dであるゲーム。
 空を飛ぶことができるゲーム。
 『戦場の絆』のドームスクリーン(http://www.gundam-kizuna.jp/game/index.html)は
 そのある一面の回答でありましょう。強引で素晴らしい。

・ゲームとして、完成なんてことはできなくとも
 それを推し進めることができることを
 『マリオギャラクシー』には期待する次第。
 いやもう発売されているのですけれども。できることを、でなくできたことを、だ。
 そこまで言うなら発売と同時び買いなさいよという話。
 実に実々まことまったくごもっともその通り。でございます。買います早速。今年のうちに。




・去年遊んだ360のゲームはです。
 何が凄いかというと、つまり今までと何がどこが違うのかと申しますと
 画面がきれいで通信対戦が割と標準装備である、というところです。
 DSのWi-Fi対戦も充実していると思いますが
 大方のゲームが対戦仕様である、というのは360の方が推進されている特徴です。

・昨年末には『バーチャ5』も出ましたけれども、もっとも標準であるのが
 銃を撃つゲーム、レースゲームの2種でありましょう。
 空戦ものや対戦格闘、リアルタイムストラテジーMORPGなどは
 なぜかあまりない様子。あるのかもしれませんで、遊んでいないだけかもしれませんが。


・レースゲームはこれまでの経験もありまして、それなりについていけなくもない、
 というと嘘になって、レースではついていけないものの
 なぜ自分が駄目なのかは判るのですが
 銃を撃つゲームだと、なぜ倒されたかわからない、
 どこから撃たれてなぜ体力が減っているのかさっぱり分からない、
 という段階でありました。
 経験が足りない。
 画面中心に敵を上手く捉えられない、ミスなくコースを走り終えられないという
 技術の至らなさ、下手さによるものではなく
 何が起こっていたのかわからない、という段階なのです。


・銃を撃つゲームは、視界の外から撃たれると、もちろんよけられないし
 そしてどこから撃たれているかも判らないゲームなのです。そういうものなのです。
 互いにそうなのだから、それを踏まえて動き回るための経験に
 必要容量が至らな過ぎる。
 これは1から鍛えていかなければ、ゲーム自体を楽しみようがないぞと思います。
 3Dアクションでも、であるがゆえに描写されるのは互いの間合いのみである、
 という種のゲームしか遊んでいなかったゆえでございます。
 銃を撃つゲームは根本的に違う。というように捉えたからどうというあれでなく
 向き不向きと慣れの問題であるのですが実際じじつ実のところ。



・360だけでなく、オンラインゲームの普及というのも昨年に限ってでなく
 毎年少しづつに進行している現在です。
 360でない家庭用でも『モンスターハンター』が広く話題になっておりました。
 PCも、ゲーム雑誌を読んでいるだけではあまり伝わってこないながら
 遊ぶひとは広がっているようでありますし
 オンラインにつなぐ、見知らぬひとと協力する、対戦する、という壁は
 年々歳々、歳々年々に少しづつ変わっていくようであります。

・ゲーム機や、遊ぶひとの違いを横断的に包括するような話題作、というものはなく
 それともこれからもそういうのはない、という形なのかもしれませんが
 いつのまにかあたりまえに
 オンラインゲームはテレビゲームにくっついて分け難くなるというようでもやはり
 それは止めがたく付加逆な変化であるのはますます間違いないようです。



・私は想像力がないほうです。
 頭の中で補完して妄想して過去の事例を組み合わせてどうこうとかが得意でない。
 そこから見えていない新しいものを取り出せません。
 そういうようにしなくともしようとしなくとも
 テレビゲームは画面を細かくきれいに
 筋や登場人物事例を類型もちいてわかりやすくして
 それで遊んでもらえるように、手を変え加えて、工夫が進められています。

・画面がきれいになる。もちろんその方が良いわけですが
 同じ大きさの画面でも、そこに必要な情報を無駄なく置いて
 かつ目を楽しませる造形を置けるほうが
 テレビゲームの画面としてより優れているわけでございます。
 ゲーム機の性能向上はもちろんのことそれ以上に
 何の情報が必要なのか、どういう造形が今現代現在もとめられるか、
 それを見やすく美しく配置するにはどうするか、という工夫が
 昔に比べて格段進歩している点です。


・メニューからみるキャラクターステータス画面のレイアウト、とかそういう狭いことでなく
 そのゲーム全体を通して、どういう世界を表現したいのかしているのか。
 舞台、美術、音楽、お話、構成、文章というような画面の中、見えるものから
 コントローラーでの操作の仕方、その反応、操作できる範囲対象、効果、処理と結果。

・『FF12』は色々なものでできています。
 『PGR4』もまた違う種類で同様にいろいろなものが配置されて、その世界をつくっている。
 昔はゲーム機の性能がそれを許さなかった。それはもちろんあるでしょうけれども
 容量が増えて、それをどう使うか。画面がきれいになったから、ではどうするか。
 それを深化させているのが、PSとSSのころ、PS2のころを過ぎて今このごろ、
 そういうように見て取れると感じる次第であるこのごろなのでございます。 



・タッチパネルやリモコンコントローラーのように
 新しい操作体系でいままでにない視点からの種類であるゲームを作ること。
 オンラインでつながり、ゲームでより遊びやすくなることによる環境変化。
 画面がきれいになり、そこで何が描かれる必要があるかについての整理。

・これらがここのところのゲームに見る動向。
 ではどうしたものか。とりあえず今年はどうしたものか。
 

・特にどうもせず。
 ただただ右から左、話題になったものを遊んで、遊び終え、
 感想書いて、しまって忘れて、思い出さなくなる。遊び返さなくなる。
 けれどいくつかは時々思い出す。
 楽しかったを思い出し、楽しかったから面白かったを思い出す。  
 いままで通りです。

・ゲームはなぜ面白いのか、それはあまり面白くない。
 何が面白いのか、どれがより面白いのか。そういうように遊ぶ対象なのです。
 するためにするのでなく、したいからこそそうする。
 それが今年の目標であります。
 遊びたいゲームをまず遊ぶ。楽しいゲームを遊び続ける。
 ゲームは娯楽。暇つぶし。だからこそ楽しく、ゆえに面白いのです。