誰か買ってよ「勇者死す。」

 http://www.linda3.co.jp/column/sub.14.29.html

・ゲームデザイナー桝田省治さん(マーズ http://www.linda3.co.jp/)の企画記事。
 

・桝田さんはゲーマーには有名なおかたです。
 代表作は『天外魔境2』『リンダキューブ』『俺の屍を越えてゆけ』。
 他にも『ネクストキング』『暴れん坊プリンセス』『我が竜を見よ』などなどありますが
 ざっくりいって、ご本人が満足していない作品には触れますまい。


・ゲームは大概においてひとりでは作れませんから会社単位で作って宣伝して販売します。
 けれど中には、会社のなかの1スタッフ、スタッフロールに名前だけ、
 というやりかたに合わないかたもいるわけで
 桝田さんも個人名を前面に出して活動されるやりかたをとっています。

・『ダビスタ』の園部さんなども有名ですが、こういう方は意外とたくさんおられます。
 もっともそとから見ている素人には、そのゲームに誰がどのように関わっているかなど
 本当のところは分かるはずもないのですが。
 参考;Critique of Games(http://www.critiqueofgames.net/)内
    「ゲーム開発者小事典」http://www.critiqueofgames.net/data/creator.html


・マーズのサイトをざらっと見ていただくとお解かりのように
 自身のコラムや掲示板などを通し、過去にも様々に自らの企画について発売前に公開することで
 注目を集めて宣伝を行っています。
 (参考;A.B.: 口コミで口コミを伝えてみるhttp://ab.txt-nifty.com/ab/2004/09/post_1.html
 もちろん遊び手の感想を事前に掴む意味もあるでしょうけれども。

・また、雑誌や攻略本インタビューなども用いての
 自己市場価値の調整にも怠りありません。
 広告代理店出身という事実が思い起こされますことよ、
 ホイチョイはまだやっているのかしら、
 自己パブリシティではかての飯野賢治さんにつぐ熱心さが感じられます。

・関係ないですが「ん」を「ン」と表記するのは小池一夫先生リスペクトなのでしょうか。


・今回の記事も例に違わず、ゲームの骨格かなりの部分を公開。
 どこか別の会社が似たような企画を出しにくくなりますが
 けれどそのようなことはないでしょう。

・それはもちろん、ご本人も書かれているように
 作るのが難しそうだし売れそうにもないからです。
 そしてだからこそ公開しているわけで。
 これをたたき台にしてもう何度かひねった企画を形にする筋合いのもの。


・ゲーマーとしてはおいしいえさでありますので豪快に釣られてみたいと思います。
 以下例のズザーとかクマーなAAを思い起こしてお読みくださいませませ。