2005年のまとめ ハード編


・2005年発売新規家庭用ゲーム機はひとつ。XBOX360。12月10日発売。
 他大きなニュースとして例年のごとくメーカー合併。
 スクウェアエニックスタイトーナムコバンダイ。大手みんなくっつき。


・主要ハードはPS2。これがほとんどで次GBA、そしてその他もろもろ、
 がここ数年の流れであったのですが、昨年少々変化あったのが特記項。
 主役はもちろん、XBOX360ではなく、2004年末発売携帯ゲーム機NDSPSP

・DS売れております。
 今年正月商戦後、市場在庫払底状態3ヶ月経つ現在も続いているは
 メーカー予想以上に売れたであり。
 PSPの方も、初期不良がどうだ、携帯機として高いのではないか、
 焼き直しゲームばかりではないか社長なまいき等々言われながらも
 中々その割り順調拡販。
 DSのように大きく話題ならず当然GBAに到底及ばないにせよ
 電車の中などで高校生などがPSPを遊んでいるようす目にする珍しくない程度に成功。
 充々分々でありましょう。


・これをなぜか、と論ずるはゲーマーの役でございません。
 そこに自分にとって面白いゲームはあるかを問うであり。

・それはもちろんあるのです。
 売れるには理由がある。宣伝もちろん重要、けれどそれだけではない。
 誰もが宣伝に踊らされてばかりではないと
 これを読まれるあなたも誰もが自分は違うと意識して
 けれど世間一般そうでないのは嘆かわしいなりあのようなくだらないものに群がってと。

・面白いは、ひとそれぞれ。それに価値を持つかは、好みよりけり。
 誰が良いといったからを理由になる場合も、でない場合もあり
 自分だけが好きであることを、ひとに薦めるは自分だけに価値を下げるウラハラです。
 売れたこと、出来の良し悪しは別であるのと同じくに
 それが自分にとって面白いかはまた別。 

・けれど一方、売れるからには売れるだけの理由がある。
 多くのひとが騙されまいと騙された訳がある。
 それは出来の良し悪し、売り方の良し悪しと比べれば
 それが面白いかどうかに一番近いものといえましょう。



・2005年のゲーム売上データを見てみます。
 マルガの湖畔 http://homepage3.nifty.com/TAKU64/rank2005.htm
 GEIMIN.NET  http://geimin.net/da/rank2005.php

・DSハード売り切れ絶好調はソフト売上からみても
 『おいでよどうぶつの森』『大人のDSトレーニング』『ニンテンドッグス
 『やわらかあたま塾』『たまごっちのプチプチおみせっち』と
 上位に多数送り込んでいて磐石。
 これらみな従来のゲームらしからぬ作品群であり新しいゲームの地平ポストモダンなり、
 とゲーム好きはゲーハー板やブログで叫びつつも、自分は遊んでいなかったりする。

・例えば『ポストペット』『どこでもいっしょ』『シーマン』が
 文化庁げいじゅつなんたら賞を頂いたとかだそうですねへえへえといった筋合いであり
 ひとを選ぶゲームであろうな、自分のほうを向いていないだろうな、と眺めるに過ぎず。
 任天堂商売成功おめでとう。凡人我々到底真似できません流石です。
 任天堂偉い。最高。
 それはそれとして私の好きなゲームはDSででているかなと。
 『ガンスタ』『スクリューブレイカー』はGBAだけど『ブリーチ』はどうなのかなとか。


・視野狭くていけません。
 売れるには売れるだけの理由、
 そのゲームが様々な意味で注目に値し多くのひとに興味を持ってもらえる、
 「面白いゲーム」であるがゆえなのです。

・『DSトレーニング』は普段全くゲーム見向きもしないひとも興味持つ稀有なもの。
 それは興味深い。なぜだろう。やはり音声入力とタッチペン入力のわかりやすさつまり
 ユーザーインターフェイスが優れているがゆえでありいままでのコントローラー操作は
 キーボードマウス以上にゲームをするひとしないひとをわけていたのではないかでは
 全てのゲームをわかりやすい入力装置とすれば広く遊ばれるかどうだろうかとかとか
 ニンテンドッグスは猫だったらどう売上変わったかとかみてみて云々。
 やややそうしてみてみて実に興味深く面白いなあ。


・ゲームは面白いことが第一。ならばなぜ売れている「面白い」ゲームを遊ばないのか。
 それは、「ゲーマー」「ゲーム好き」たる自分が
 暇な時間をどうして楽しみたいのかに優先順位を見える範囲の世間へ付けたとき
 それが視界に入らなかったり順番がまわって来る様子もないからで
 それが価値観。それが正しいかは自分で決めることなのですよ、と。
 傍から見てその滑稽なる様が、ゲーム好きしか触れない狭い世界の中で価値。

・DSの大人層への波及、PSPもそれに準じるそれは
 GBAの次、『ポケモン』の次を上手く拾い上げる位置取り見事でございましたが結果論。
 GBAはソフトカタログ目を通してもどうも子供向け印象拭えないところでありますから
 新たな市場確立してゲームの幅広がること
 ゲーム好きにとってまことに喜ばしいことでございます。これ結論。



・ところで一方XBOX360。今年3ヶ月分を見ても好調と言いかねる現状ご存知の通り。
 ソフトの種類が弱い現状「ハイデフ」「XBOXLIVE」が2大売り点なのですが
 このあたり後発PS3やレボリューションがばっちりしっかり対応してきそうな雲行き。
 XBOX以上に海の向こう、こちらと嗜好異なるゲームに埋め尽くされてしまうのが
 それで良いそれが価値というひと以外に、売ることが出来るのかそうする必要ないのか。

・とにかく箱売れないと、そこに良いゲームが出ても、
 動かしてもらえないのがテレビゲームソフトの宿命でございます。
 お定まりに、今後に期待といたしましょう。


・今年今後のハード関係動向でありますが
 『FF12』発売されPS2でそれ以上を出すのはまず困難そうなような、
 というところでPS3が今年年末商戦に投入される模様にあって
 PS2の残弾及びDSPSPの拡販にGBAの縮小、がごく近い範囲の流れ。
 どれもハード能力限界引き出して練れたゲームが楽しめることと期待。

GCは『たそがれゼルダ』を残すくらい。 
 レボリューションは影も見えませんが、2代続けて敗北した天下の任天堂さまが次こそ
 その計算高い戦略で逆転勝ち取るのかどうかというあたりが
 2005年ハード動向から見た、どうでも良いゲーム社会村世界未来の焦点でございます。